新型コロナで苦しむ業界同士がタッグを組みます。

静岡市の飲食店とタクシー会社が共同で料理を宅配を始めました。

運転手 「お届けに参りました」

タクシー運転手が運んできたのは、市内のそば店の料理です。

「ふじのくにうまい飯TAXI配」と名づけられたサービスは、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少している静岡市内の3つの飲食店と3つのタクシー会社が2日から共同で始めました。

普段宅配をしていない飲食店の料理をタクシーが5キロ圏内の客の自宅まで届けるサービスで、国が規制を緩和しタクシーも荷物を運ぶ許可が得られるようになったことで実現しました。

配達料は3キロまでが1000円、5キロまで1500円で、前日までの予約が必要です。

そば店の常連客 「お店の人に会いに行くというか、お店に足を運ぶのが一番だと思うんですけど。安心のサービスだと思います」

このサービスに参加している「手打ち蕎麦たがた」は休業要請が出ている現在、持ち帰りの弁当のみで営業していますが、売り上げは例年の3割ほどに減っています。

また、宅配する千代田タクシーも5割以上乗客が減り、稼働するタクシーを減らしていて厳しい経営状況です。

手打ち蕎麦たがた・田形治さん 「タクシーさんが運んでくれる安心感、短時間でお客様のところにおいしいものが届く。飲食店としてこんなにありがたいことはないですし、お客さん常連の方からも喜ばれています」

千代田タクシー・加藤高立社長 「飲食店のみなさんも必ずしも出前をやっているわけではないですし、そういったなかでお客様と飲食店の間を結んでいくというのはかなり期待が持てると考えています」

飲食店と外出自粛が続く客をタクシーが結ぶこのサービスは6日まで続けられ、期間の延長や飲食店を増やすことも検討されています。