銃撃され亡くなった安倍元首相の葬儀を国葬として行う政府の決定をめぐり、立憲民主党の泉代表が「答えを出すには早すぎた」と国会での閉会中審査を求めたのに対し、自民党の茂木幹事長は19日、「国民の認識とかなりずれているのではないか」との考えを示した。

安倍元首相の「国葬」については、岸田首相が15日の記者会見で、歴代最長の8年8カ月にわたって首相としての重責を担い、内政・外交で大きな実績を残したなどとして国葬を行う方針を表明した。

これに対し、立憲民主党の泉代表は16日、奈良市で記者団に対し、「国葬がふさわしいかどうか、慎重に議論すべきだった。答えを出すのは早すぎた」と疑念を示し、「閉会中審査を求めていきたい」と述べた。

自民党の茂木幹事長は19日の会見で国葬として行う法的根拠について「内閣府設置法で、内閣が国の儀式を所管すると明記されている。政府が閣議決定を根拠として国葬を行うことは、法律上も全く問題ない」と指摘した。その上で、「国葬とするのは、極めてふさわしい適切なあり方だ」と述べた。

泉代表が求める閉会中審査については、「野党が何を考えているかは分からないが、国民から国葬をすることについて、いかがなものかという指摘があるとは認識していない」と強調し、「野党側の主張は、国民の声・認識とは、かなりずれている」と述べた。