自転車に乗った女子高生を狙って、”あおり運転”をして、わいせつな行為に及び、ケガをさせた、強制わいせつ致傷の疑いで、27歳の男が逮捕された。3回目の逮捕だ。

自転車に”あおり運転” 女子高生を引き倒す 

神奈川県警捜査一課によると、無職の野嵜彰太朗容疑者(27)は、去年11月18日午後8時40分ごろ、茅ヶ崎市の路上で、自転車に乗っていた女子高生の右腕をつかんで引き倒し、体を触るなどしたという。その際、女子高生は、頭を打って軽傷を負っている。

送検される野嵜彰太朗容疑者(27)(6月2日 海老名署)
送検される野嵜彰太朗容疑者(27)(6月2日 海老名署)
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当時、野嵜容疑者は、車を運転していて、後ろから女子高生の自転車を追い抜くと、その目の前に停車し、進路をふさいだという。当然、女子高生はペダルを漕ぐ足を止めざるを得なくなった。そこに、車から降りてきた野嵜容疑者が襲いかかったそうだ。

犯行後、野嵜容疑者は現場を立ち去り、女子高生は「男に襲われた」と110番通報したという。容疑者と被害者の間に面識はなかったそうだ。既報の通り、野嵜容疑者は、帰宅途中の女子高生を狙った同様の事件で、すでに2回逮捕されている。

「無職」になった容疑者 依然、黙秘

野嵜容疑者は、今年4月、同じ茅ヶ崎市で、自転車に乗った女子高生に、同じような”あおり運転”をした末に、性的暴行に及ぼうとして、ケガをさせた疑いが持たれている(容疑:強制性交致傷)。

1回目の逮捕容疑は殺人未遂、2回目の容疑は強制性交致傷だった。
1回目の逮捕容疑は殺人未遂、2回目の容疑は強制性交致傷だった。

さらに翌5月には、海老名市で、自転車に乗っていた女子高生を、車で故意にはねたという。この女子高生は転倒し、右足にケガをするなど重傷を負った(容疑:殺人未遂)。なぜ、被害者を”ひき殺そう”としたかは分かっていないが、わいせつ・性的暴行目的だった可能性が高い。

結局、この海老名市で起きた事件が、逮捕のキッカケになった。現場付近の防犯カメラに、犯行車両が捉えられていたのだ。その後の捜査で、他の2つの事件への関与も浮上したという。3回目の逮捕発表では、容疑者の職業が「会社員」から「無職」に変更されている。

3つの事件ともに、犯行時間帯は夜間。被害者は、1人で自転車に乗って帰宅途中の女子高生だ。調べに対して野嵜容疑者は、一貫して、黙秘を続けているという。捜査一課は、他にも同じような被害に遭った人がいないか確認を急ぐとともに、余罪を含めて捜査している。

捜査一課の逮捕発表では、今回から、容疑者の職業が「無職」に変更された。
捜査一課の逮捕発表では、今回から、容疑者の職業が「無職」に変更された。