新型コロナウイルス対策について、厚生労働省に対して助言する専門家会議が、きょう午後、開かれた。会議後、記者会見に臨んだ脇田座長は、「新規感染者数が、全国的に、上昇傾向に転じた。多くの地域で増加に転じている。感染拡大局面に入ってきた」との分析結果を明らかにした。

分析結果によると、全国で、先週よりも、感染者数が増加したのは29都府県で、大都市では、おおむね上昇傾向になったという。特に沖縄県については、他の地域よりも、感染レベルが高いとのこと。沖縄では、すでに病床使用率が横ばいから、微増に転じたという。

感染者数が増加傾向に転じた要因については、”夜の街”の人出が増えたことや、ワクチン接種の効果が薄れ、感染歴のある人の「免疫」が低下していることが挙げられた。その他に、従来のオミクロン株よりも感染力が強い「BA.5」が増えていることも、要因の1つとされている。

東京都では、検査対象の4人に1人が、「BA.5」の感染者だったという。これから「BA.5」に置き換わりが進めば、「感染拡大が加速する」恐れもあるとのこと。

今後の見通しについて脇田座長は、「梅雨が明けて、3連休があり、夏休みを迎えるため、接触機会が増え、新規感染者数の増加が予想される。感染者の増加をできるだけ抑制するため、基本的な感染対策を徹底して欲しい」などと呼びかけた。

また、厳しい暑さが続く中、「冷房を優先するため、換気がされにくい場合もある」などと指摘し、「換気などの徹底を継続する必要がある」と強調した。

記事 949 社会部

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