東京都で、30日、新たに3621人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。先週の木曜日(2413人)よりも1208人増えた。これで1日の感染者数としては、13日連続で、前の週の同じ曜日を上回った。
感染者を年代別に見ると、10歳未満が344人、10代が383人、20代が880人、30代が722人、40代が589人、50代が394人、65歳以上が194人だった。20代と30代で半数近くにのぼった。また、患者のうち70代の男性2人の死亡が報告された。
東京都は、午後3時から、新型コロナウイルス対策に関する専門家会議を開き、都内の感染状況の警戒度について、「感染が再拡大している」として上から2番目に引き上げた。感染状況の警戒度は、今月16日に引き下げられたばかり。わずか2週間での”引き上げ”となった。
専門家会議では、新規感染者数の7日間平均が、きのう時点で2337人にのぼり、前の週と比べておよそ38%増加したとのデータが示された。これで、新規感染者数の1週間平均は、2週連続で増えたことになる。会議では、「十分に(感染者数が)下がりきらないまま増加に転じた」との指摘も出された。