岸田首相は28日、ドイツ・エルマウで開催中のG7サミット(先進7カ国首脳会議)で、来年5月19日から21日、被爆地・広島でG7サミットを開催すると各国首脳に正式に伝えた。
岸田首相は、アメリカのバイデン大統領が5月に来日した際、来年のG7サミットを広島で開催する方針を伝え、各国と日程などを調整していた。
サミットで岸田首相は、「唯一の戦争被爆国の日本の首相として、広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はないと考えている」と強調した上で、「核兵器の惨禍を二度と起こさないという誓いを世界に示し、G7首脳とともに、平和のモニュメントの前で平和と国際秩序と価値観を守るために結束していくことを確認したい」と述べた。