走行中に広がり、床の半分ほどがぬれる

6月24日午前8時ごろの千葉県、東武野田線(アーバンパークライン)野田市駅。駅前のロータリーには多くの消防車が並び、空気ボンベを背負った消防隊員や捜査員が慌ただしく改札口を出入りするなど、朝の通勤通学ラッシュ時に騒然とした様子だった。

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「電車内で腐ったような液体がまかれた」

そう通報があったのは24日午前6時14分ごろ。千葉県を走っていた東武野田線(アーバンパークライン)の上り普通電車の乗客から寄せられた。

液体が広がったのは6両編成の2両目。この車両には当時30人~40人が乗っていて、6人ほどがハンカチなどで口を押さえていたという。

液体は走行中に広がり、車両の床の半分ほどがぬれていたという。

通学中の高校生A:
朝は人がたくさんいて、びっくりしました。液体をまかれるのはちょっと嫌だなという。とても怖かったです

電車は野田市駅に停車し、乗客約100人が車両の外に避難した。

白い防護服姿の捜査員も駆けつけ…

通報から30分後、午前6時40分ごろ乗客が撮影した駅構内の写真には、白い防護服を身につけた捜査員らが駆けつけ、緊迫した様子がうかがえる。

乗客のうち17歳の女子高生2人が病院に搬送された。2人は液体に気づかず床にバッグを置いていて、騒ぎが広がる中で1人は腹部の痛みを訴えたが、症状は軽いという。

通学中の高校生B:
怖いです

通学中の高校生C:
さすがに怖いです

通学中の高校生B:
あまり近づきたくないなと思います

警察と消防は、液体が確認された車両の検証を行い、詳しい状況の捜査にあたった。

「地下鉄サリン事件よぎった」との声も

地元の人:
液体と言われると、やっぱり怖いですね…

「電車内で液体がまかれた」と聞き、「1995年の地下鉄サリン事件を思い出した」という声も聞かれた。

地元の人:
電車乗るのを控えたくなっちゃうよね。(思い出したのは)サリンかな、やっぱり。そういうの感じちゃうよね

何者かがまいた可能性も?液体の正体は

液体の正体は何なのか?警察によると、床に広がっていたのは「透明の液体」。簡易検査では中性で「毒性はない」ことが確認された。

これまでに液体をまいた人物の目撃情報はなく、ペットボトルなどの容器も確認されていない。

さらに乗客からは「始発の柏駅の時点で、すでに車両の床がぬれていた」との証言も寄せられているという。

警察は何者かがまいた可能性も視野に、威力業務妨害容疑で捜査している。一方でクーラーの廃液や車両の連結部にたまった雨などが流れ込んだ可能性もあるとみて、液体の成分を詳しく調べている。

(イット! 6月24日放送より)

記事 1818 イット!

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