表面が薄汚れたペットボトル。中をよく見ると、詰まっているのは乾電池です。こうした乾電池入りのペットボトルが、ある場所で不法投棄され続けているといいます。

澄んだ水に…乾電池入りペットボトル16本不法投棄

その場所とは、京都府福知山市。不法投棄されていたのは、住宅街にある、澄んだ水が流れる用水路です。川にはアメンボの姿もみられ、住民は、ホタルも生息している場所だと話します。

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福知山市土師宮町の自治会長は、「早くやめてほしいですね。悪いことをしているというのを感じてもらいたい」と怒りを露わにします。

福知山市土師宮町・自治会長:
5月5日の朝にこの付近で、乾電池をばらで約60本拾った。下流の神社の橋のところでペットボトルに入った電池を引き上げた。それが最初です

それ以来、見つかったペットボトルは、6月20日までで16本。拾ったというペットボトルの写真を見せてもらうと、2リットルのペットボトルに乾電池がびっしり詰まっています。

乾電池の数の合計は…

福知山市土師宮町・自治会長:
ペットボトル1本につき(乾電池が)約100本入ってますので、1500本以上。何に使ったんでしょうね

捨てられていた乾電池はこれまでに1500本を超えるといいます。付近に防犯カメラはなく、目撃者もゼロ。

電解液は人体に有害なアルカリ性物質…液漏れで水質汚染の懸念

自治会長は「環境汚染が一番心配」だと心境を吐露します。用水路の水は、近隣の農業用水にも使われていて、水質汚染が懸念されているのです。

そのリスクを、乾電池のメーカーに聞くと…

乾電池のメーカー:
時間が経過することによって、スチール缶が錆びることにより、乾電池の内部の電解液というものが出てしまいます。電解液は人体に有害なアルカリ性物質です

錆びた乾電池から液漏れが起これば、水質汚染の可能性もあり得るといいます。実際、6月20日に自治会長が見つけたという乾電池を見せてもらうと…

福知山市土師宮町・自治会長:
こういうふうに腐食するんだよね

単三電池には茶色い錆がこびりつき、表面が剥がれているように見えるものもあります。

2020年 市が「事業者」が出す乾電池の受け入れ停止…有料に

一体、誰が不法投棄を続けているのでしょうか?

福知山市では、「家庭」から出る乾電池に関しては、不燃物回収の日に、ゴミのステーションに出すことができます。一方で「事業者」に関しては、ごみの処理費用削減のため、2020年4月以降、市が受け入れを停止。現在、市内の処理業者2社が有料で回収・処理しています。
処理費用について業者に聞いてみると…

株式会社スリーエス・丸岡陽太 社長:
電池も蛍光灯も1kgあたり450円という単価設定をしています

投棄されていたペットボトルと同じ状態のものを再現し、重さを量ると、1本約2kg。これまでに見つかった16本分を適切に処理する場合、費用は、単純計算で1万4400円にのぼります。

株式会社スリーエス・丸岡陽太 社長:
なかなか処理費用が捻出できないということで、いろんな形で不法投棄につながるということはあるかもしれません

警察は廃棄物処理法違反の疑いで捜査しています。

(めざまし8「#NewsTag」6月24日)

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