富山大学は、世界初となる、分子シミュレーションと数理モデルを用いた新型コロナウイルス新規株の感染力予測を可能にする研究成果を発表しました。

新型コロナウイルスの新規株の感染力予測に関する研究は、富山大学と神戸大学が共同で行ったものです。

新型コロナウイルスの感染は、ウイルスの表面にあるスパイクタンパク質が、人の細胞膜にある「ACE2」と呼ばれるタンパク質と結合して起こるもので、研究チームは、変異株のスパイクタンパク質について緻密に解析を行いました。
そして、コンピューターを用いて2000回に渡る細胞とウイルスの結合実験を行い、そこで得た数値を新規株の感染力を予測する数式にあてはめることで、信頼性の高い感染力予測の実現に至ったということです。

富山大学によりますと、こうした研究成果は世界初ということで、今月16日、オランダの科学雑誌のオンライン版に掲載されました。

富山大学は、今回の研究成果により、新型コロナの新規株が発生した場合、感染拡大前に感染力予測が可能となり、感染対策の判断材料として活用できるなどとしたうえで、今後は、医薬品の開発への利用も検討していきたいとしています。

富山テレビ
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