参院選公示 富山選挙区には“過去最多の6人立候補” 選挙戦の構図・争点

参議院議員選挙が、22日公示されました。
富山選挙区には、過去最多の現職、新人あわせて6人が立候補し18日間の選挙戦に入りました。

立候補したのは、届け出順に、
日本維新の会・新人の京谷 公友候補(54)
自民党・現職の野上 浩太郎候補(55)
NHK党・新人の小関 真二候補(61)
共産党・新人の坂本 洋史候補(51)
政治団体・参政党新人の海老 克昌候補(41)
立憲民主党・新人の山 登志浩候補(42)
の6人です。

*各候補の訴えは、動画でご覧ください。

政治担当記者の解説です。

自民党の現職に新人5人が挑むという構図になりました。
立候補者6人は、過去最多となります。
背景には、野党共闘が進まなかったことがあります。

これは、全国的な傾向ですが、去年の衆院選で敗れた立憲民主党と共産党の間に距離が生まれ、なかなか一本化が進まず、そこに勢力を伸ばしている維新が独自の候補を擁立。
さらに、NHK党や参政党といった組織も票の掘り起こしを狙い、候補者を立てたという構図です。

それでも全国をみると、野党候補を一本化している1人区はあり、全国32ある1人区のうち12の選挙区で一本化が図られました。
しかし、県内で野党共闘が進まないのは、過去の選挙結果にも理由があります。

前回、前々回の参院選で、野党は候補者の一本化を図り自民に挑みましたが、結果は惨敗でした。
特に6年前の選挙では、野上さんが自身最多の票を獲得し、全選挙区トップの得票率で圧勝しました。

そして、去年秋の衆院選では、県内の比例の得票数が、立憲の6万票、共産の2万3千票に対し、維新が8万7千票を獲得し躍進しました。

この結果から、維新は「富山では維新が野党第一党」と主張するのに対し、立憲は「我々こそが野党第一党として、有力な選択肢となる責任がある」と強調します。


つまり、各党が候補者を立てたのは、選挙区で自民と一騎打ちになるより、各党、「選挙区での戦い」を「比例での戦い」に連動させたいという思惑があるようです。


そして、今回の参院選、何が争点か…。
主な争点は3つです。
一つ目は、物価高騰への対応です。
二つ目は、コロナ禍から経済をどう回復させるか。
そして、三つ目は、ウクライナ情勢で関心が高まる日本の安全保障をどう考えるかです。

特に安全保障政策については、防衛費の在り方を巡って各党の主張がはっきり分かれています。
自民党の岸田総理が大幅な増額の方針を示しているのに対し、維新も賛成しています。
立憲も肯定的ですが、増額ありきではなく、必要なものを積算していくべきという主張。
共産は、憲法9条をいかした平和外交を訴え、増額には否定的です。

現在、岸田政権の支持率はかなり高く推移し、今回の参院選で勝利すれば、衆議院を解散しない限り次の参院選まで「黄金の3年」を手にするとも言われています。
今後も岸田政権に託すのかどうか。
与野党の訴えをしっかりと見定める必要があります。

富山テレビ
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