時代にそぐわない理不尽な校則、いわゆる「ブラック校則」が全国的に問題となる中、大分県内の学校でも見直しが進められている。

その一方で「眉毛」に関するちょっと気になる校則が…。どんなものなのか、取材した。

高校で7割、中学校は9割が校則を一部変更

大分県教育委員会は5月、各県立高校が昨年度行った校則の見直しの状況を発表した。それによると、靴下や下着について着用できる色が増えるなど、全体の約7割の高校が校則を一部変更した。

では、中学校ではどうなのか。テレビ大分は、大分市立の全ての中学校の校則について、昨年度と今年度で変わった点を調べた。調査の結果、ある中学校では…。

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白井信幸 記者:
靴下の色について。昨年度までは男女とも白色のみだったが、今年度を見てみると、黒や紺色も追加されている

このような校則の見直しは9割近くの中学校で確認できた。

眉毛によっては、大会参加認めない

その一方で、残されたままになっている気になる校則も。

白井信幸 記者:
眉毛をそったり整えたりすることを禁止している校則が、結構見られる

約6割の市立中学校で確認された

それが「眉毛」に関する校則。大分市の市立中学校のうち、眉毛に手を加えることを禁止する校則は27校中、約6割にあたる17校で確認できた。

中には眉毛を剃ると、大会に出場できなくなるとしているところも…。そのうちの1つの中学校は、理由について「中学校体育連盟の規定で決まっているから」と話していた。

そこで、県の中体連の大会要項を見てみると、確かに、眉毛の状況に応じては大会への参加を認めないとしていた。

大分県中学校体育連盟の大会要項

体育連盟は「教育活動の一環」と説明

この状況について街の人に意見を聞いた。

街の人:
(中学生の時に)おかしいなとちょっと思ったが、学校の代表として大会に出るから、仕方ないのかなと思った

他には「スポーツと関係ないし、あんまり意味ないと思う」「整えるくらいは良いのではないか」という意見が聞かれた。

県中体連の担当者は「大会は教育活動の一環」であることから、「各学校の校則を踏まえて、規定は決められている」と話していた。またこんな理由も…。

県中体連の担当者:
学校が荒れていた時代には、眉毛を剃った選手を見て他の選手が委縮し、力を発揮できないことを防ぐ目的もあったと考えられる

なお、眉毛が理由で大会への出場が認められなかった選手は「近年ではいないと思う」ということだ。

生徒たちの意見に耳を傾け、見直しを

教育の専門家は、時代の変化に応じて校則の見直しをしていくことが大事だと話す。

「時代の変化に応じて校則の見直しを」と話す大分大学の長谷川祐介教授(右)

大分大学 長谷川祐介教授:
生徒たちがどう考えているのか、生徒たちの意見にしっかりと耳を傾けてもらって、(生徒の)管理の手段ということではなくて、主体性や権利を大切にして、これから生徒指導をしていくことが必要になってくる

県中体連でも眉毛を含む規定の見直しを進めていて、「まずは各学校の校則の状況を調べたい」と話している。

(テレビ大分)

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