岸田首相は、トヨタの自動車工場を視察し、自身や閣僚が自動車業界の経営者と対話する会議を、秋以降に設ける考えを示した。
愛知・豊田市の工場を訪問した岸田首相は、電気自動車と燃料電池車の製造ラインを視察し、日本自動車工業会の豊田会長らと税制などをめぐり、意見を交わした。
自動車部品工業会・有馬会長「カーボンニュートラルという形で状況は変わってきていますが、部品業界一丸となって取り組んでいきたい」
日本自動車工業会・豊田会長「自動車業界を頼りにしていただきたい」
視察後、岸田首相は「カーボンニュートラルの実現に向けて、官民一体で大胆に取り組みを進めていく」と述べたうえで、「秋以降、新しいモビリティーのあり方を議論するために、自動車産業トップをはじめとする関係者とわたし、および関係閣僚との対話の場をもちたい」と語った。
岸田首相はまた、「脱炭素に向かう中でも、自動車が日本の成長産業でクリーンエネルギー戦略の大黒柱だ」と強調した。