2022年6月5日に、永井酒造株式会社と株式会社ユミカツラインターナショナル(以下ユミカツラ)がコラボレーションしたスパークリング日本酒「MIZUBASHO with Yumi Katsura」が発売されます。

老舗酒蔵の永井酒造と、世界を舞台に活躍するブライダルファッションデザイナー・桂由美さんが率いるユミカツラ。異業界である両社のコラボレーションはどのように生まれたのでしょうか。永井酒造の6代目当主・永井則吉とユミカツラの代表・桂由美さんが語ります。


「伝統と革新」が両社の共通テーマだった

――今回のコラボレーションに至った経緯を教えてください。

永井:永井酒造では、2020年から国内の著名アーティストとコラボした日本酒「MIZUBASHO Artist Series〜水芭蕉アーティストシリーズ〜」を発売しています。女性にもっと日本酒を嗜んでもらうため、上品な味わいやデザインを意識して造り、各分野で活躍する女性たちを公認ミューズとして起用しました。さらに商品の売上5%を尾瀬の自然を守るプロジェクトに寄付しています。

この様な女性エンパワーメントや尾瀬の環境保護活動を桂先生も見てくださっていて、「伝統的な日本酒の蔵が、新しいことに挑戦されていて素晴らしいですね」と声をかけてくださいました。ぜひ桂先生も一緒に取り組みませんか、という話からコラボが実現しました。



――日本酒とファッション、異業界のコラボは難しい挑戦だったのでは?

桂:ユミカツラでは、これまで様々な企業とコラボレーションをしてきました。その背景には私の個人的な生い立ちがありまして。私がブライダルファッションの道に進むと決めたときに、洋裁学校を経営していた母から「覚悟はすごいけれど続かないんじゃない」と言われちゃってね。当時はウエディングドレスを着る人が3%しかいなかったので、母も心配していたんでしょうね。

じゃあ続けるにはどうすればいいのか。そう考えたときに、一人でやるのではなく誰かとコラボレーションすればいいと思いつきました。特に、同じファッションではなく、別の領域の方々と繋がることで、ブライダルファッションの可能性が広がり、ブランド力も高まるんじゃないかなって。ただ食品関連のコラボレーションは今回が初めてです。


永井:ファッションブランドと日本酒のコラボレーションは、非常に夢がありワクワクしています。「衣食住」という言葉があるように日本酒はファッションと同じく豊かな暮らしや生活に彩を与えてくれる取り組みができると思います。




――両社は常に新しいことに挑戦し続けていたのですね。

桂:この仕事を始めて57年が経ちますが、一貫して大事にしているのが「伝統と革新」です。よく「伝統を守りましょう」と言われることがありますけど、伝統は守るものではありません。伝統は新しいものと組み合わせて、時代にあった形で引き継いでいくことが大切です。永井さんも、根本的な考え方は一緒だと感じました。

「洋と和の融合」「伝統と革新」といった点で、両社に共通点がある事に気が付きました。

永井:「伝統と革新」は永井酒造でも大事にしている考え方です。今回のコラボ商品をはじめ、当社のスパークリング日本酒は、伝統的な日本酒製法に瓶内二次発酵(スパークリングワインに用いられる製法)を取り入れています。日本酒の一番の魅力である旨味を感じられて、キメの細かい泡も楽しめる。新しい日本酒の選択肢を作りました。

私たちは伝統を大切にしながら常にクリエイティブな発想を取り入れて進化を続ける挑戦をしています。

日本の伝統を世界が受け入れやすい形にして伝える

――今回のコラボ商品は、和風なラベルデザインですが、どこか洋風な雰囲気もあります。デザインのこだわりを教えてください。

永井:ラベルデザインも「伝統と革新」を意識しています。家紋や市松模様といった日本の伝統的なデザインを取り入れつつ、ワイングラスのようなシルエットやメタリックカラーを使って洋風なテイストも加えています。実は描かれているグラスは「awa酒グラス」といって、スパークリング日本酒専用に作られたグラスなんです。そちらのグラスのシルエットを中心に、永井家の家紋である「丸に墨立四つ目」と、ユミカツラが海外向けに使用している「丸に違い矢」の家紋をモチーフにデザインしました。グラスの中には泡と共に隠れハートのモチーフを2つ隠し、ハッピーな気分とサプライズも演出しています。




桂:配色は水芭蕉から連想される白、金、緑。このデザインなら、漆塗りの食器が並ぶテーブルと洋食器が並ぶテーブルのどちらに置いても違和感がありません。日本だけじゃなくて、海外でも様々な料理に合わせてほしいですね。




――和と洋がうまく融合されていて、世界にも通用するデザインになっているのですね。

永井:和と洋の融合でいうと、ユミカツラは着物の“お引きずり”のフォルムをウエディングドレスやワンピースなどに取り入れていますよね。和装の美しさを洋装に融合させていて、世界に日本の伝統を発信している。そうした桂先生の活動にはシビレますね。

桂:昔はウエディングドレスだけでパリコレをやる人がいなかった。ファッションがメインで、最後にウエディングドレスを1〜2点見せるのが主流だったんです。だからって和装をそのまま持っていっても受け入れてもらえない。現代のファッションと友禅や着物を組み合わせることで、日本の伝統を世界が受け入れやすい形にして伝えたかったんです。

永井:我々も、日本酒を世界の人に受け入れてもらうためにスパークリング日本酒を作りました。世界ではワインやシャンパンがテーブルに並ぶことが多いですが、そこに日本酒も当たり前に並ぶ時代がきてほしい。いつかスパークリング日本酒が世界の乾杯酒になることを目指しています。

桂:ウエディングドレスは“洋”のもので、我々はそこに伝統的な“和”の美を加えてきましたが、永井酒造は“和”の伝統的な日本酒に“洋”の技術を掛け合わせました。その努力に感激し、何か新しいことができないかということで今回のコラボレーションに至りました。


また、私がフランスに留学していた58年前は、パリ市内に日本料理店が一軒しかなかった。それが今では日本食ブームであちこちにお店ができています。パリで日本食が受け入れられたのは、日本食をそのまま持っていったわけではなく、フランス人の舌に合うようにアレンジして提供していたから。まさに伝統と革新なんです。このコラボ商品も世界中に受け入れられていくでしょう。




記念日や一日のご褒美にも。スパークリング日本酒で心に花を咲かせて

――コラボ商品にどんなことを期待していますか?

永井:今回のコラボ商品は、売上の5%を尾瀬の自然を守るプロジェクトに寄付します。寄付金は尾瀬に水芭蕉の苗を植える資金に活用され、花を咲かせることを目標にしています。このお酒を飲んでくださる方の心にも花を咲かせられたら嬉しいですね。一日のご褒美としても気軽に飲んで頂いたり、記念日や誕生日などお祝いのシーン彩る「幸せを紡ぐAWA SAKE(スパークリング日本酒)」として国内外で親しんでもらいたいです。

桂:スパークリング日本酒が、ワインやシャンパンのように世界で受け入れてもらうための第一歩として、この商品をたくさんの方に召し上がっていただきたいですね。そして幸せやお祝いの場に花を添えられる事を期待しています。







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