外出自粛が続く中、簡単調理でニーズが高まっているお取り寄せ餃子。ネット通販大手の楽天では、2019年4月と比べて2020年4月は2.68倍と餃子の売り上げが急増している。(昨年同月比 ※4月1日~21日)

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その楽天で調べてみると、餃子ジャンルだけで3000件を超える商品がヒットした。

そこで、めざましテレビ「スゴ撮」班、北は北海道、南は沖縄まで、全国各地のご当地餃子をお取り寄せ!宇都宮や浜松だけではない、人気急上昇のご当地餃子とそのこだわりを調査した。

薄くてモチモチな皮の秘密

最初は、兵庫県神戸市の餃子専門店「イチロー」からのお取り寄せ。楽天のギョーザ部門、319週連続1位の大人気商品「神戸味噌だれ餃子」だ。(50個入り税込み2180円 ※一部地域を除き送料込み)

付属の味噌だれをたっぷりと付けて、さっそくいただいてみると…

井上清華アナウンサー:
皮がすごくモチモチしています!とても薄いのに、モチモチがずっと続いています

そう、この餃子のこだわりは皮。

餃子専門店「イチロー」翁金芳店長:
もちろん皮にもこだわっていますので、底はパリパリして、上はモチモチ。伸びやすい皮を使っています

井上清華アナウンサー:
手に持ってみると薄いですね。ペラペラです

皮の厚さを測ってみると、約0.6mm。約1mmの一般的な餃子の皮と比較すると、味噌だれ餃子の皮の方が薄いことがわかる。

これを両手で伸ばしてみると…

井上清華アナウンサー:
すごく伸びます!わ~こんなに薄いのに、切れずにずっと伸びていきます

1mm以下の薄い皮が、まるでゴムのように長く伸びた。

厳選した小麦を使い、ローラーで伸ばすのを4回繰り返すことで、薄くても弾力がある皮のできあがり。この皮で餡を包んで焼けば、パリパリ・モチモチな絶品餃子に仕上がる。

自宅で手軽に横浜・博多の名店の味

続いては、神奈川県から。

ミシュランガイドにも掲載された「山東冷凍水餃子」(20個入り税込み1740円 ※送料別)。横浜中華街にお店を構える名店「山東」の名物餃子で、ココナッツダレを付けていただく。

井上清華アナウンサー:
ん~ぷるんぷるん!中に具材がたっぷり詰まっていて、ニラがきいています。最後までココナッツの香りが口いっぱいに広がって、新感覚です

そして、井上清華アナウンサーの出身地・福岡県からは、博多の老舗餃子店の「鉄なべ冷凍生餃子」(40個入り税込み6480円 ※送料別)。こちらは鉄鍋も一緒にお取り寄せできて、柚子胡椒を付けていただく。

全国の名物がギッシリ!

北海道からは、皮の代わりに豚肉で餡を包んだ、「十豚巻き餃子(野菜)」(「幸大」より 8個入り税別1800円 ※送料別)。豚丼が有名な帯広が生んだ、ジューシーな餃子だ。

宮城県からは、「仙台あおば餃子」(「菅野食品」より 50個入り税込み2480円 ※送料別)。仙台特産の雪菜が練りこまれた緑色の皮が特徴。

長野県の餃子も緑色。こちらは、中に野沢菜入りの餡がギッシリ入っている。(テンホウ・フーズより 「野沢菜漬け餃子」56個入り税込み3000円 ※送料込み)

一方熊本県の「さくら餃子」はピンク色。馬肉を使ったヘルシーな餃子だ。(「JSファーム」より 50個入り税込み2037円 ※送料別)

沖縄県からは、もずく入り餃子。(「元祖沖縄餃子 琉珉珉」より 96個入り税込み4980円 ※送料込み)

千葉県は、鯵をなめろうにして焼いた「鯵さんが」が入った餃子。(「やます」より 60個入り税込み2980円 ※送料込み)

そして、三重県からは--

井上清華アナウンサー:
何ですかこれ!すごく大きいですよ!

「津ぎょうざ生タイプ」(「御麺 麦 一等兵」より 6個入り税込み2600円 ※送料込み)のサイズを普通の餃子と比べてみると、約6倍の大きさ。

これを170℃の油で9分間揚げれば完成。

井上清華アナウンサー:
皮の中にジューシーな餡が入っていて、重くて手が疲れます(笑)それくらいボリューミーです

三重県津市では、30年以上前からこの餃子を学校の給食としても出していて、子どもたちにも大人気。さらに、油で揚げる手間を省いた、レンジで温めるタイプも新登場している。(「レンチン津ぎょうざ」6個入り税込み2680円 ※送料込み)

意外!店直伝のおいしい焼き方

愛知県からは、「夏目家」の「和風あん餃子」(4パック税込み3400円 ※送料別)。キャベツ、ニラ、豚肉が混じり合ったトロトロの餡。片栗粉でとろみを出しているという。

ここで、夏目家さん直伝、冷凍餃子のおいしい焼き方を教えてもらった。

まずは、フライパンに底が隠れるくらいの水を入れ、火にかける。水が沸騰したら、冷凍のまま餃子を並べてフタをする。この時、油はまだ入れない。

そして、強火のまま5分ほど蒸らすと、水分がなくなり、皮の色が徐々に変わっていく。

「夏目家」夏目卓さん:
ポイントは、蒸された状態になると皮が半透明になってくるので、それも1つの目安として見てください

冷凍餃子を美味しく焼くポイントのひとつが、皮の色の変化。蒸らす前と比べてみると、皮の色が薄く半透明になっているのがわかる。

「夏目家」夏目卓さん:
水分がなくなった時点で焦げ始めるので、煮えきる直前に油を入れてください

中火から弱火に火力を落とし、焦げ目がつくまで焼いて皿に移せば、見た目も美しいおいしそうな餃子の完成だ。

皆さんもご家庭で、全国のご当地餃子を味わってみてはいかがだろうか。

人気冷凍餃子を高額で転売しているケースもあるということなので、購入の際は、公式に販売されているものかサイトをよく確認を。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』4月27日放送分より)