1冊1万円で買うと1万3000円分の買い物ができるお得なプレミアム付き商品券。1世帯3万円までしか買えないはずが、一度に440万円分を購入した女性がいたことが分かった。
プレミアム商品券買い占め

問題となっているのは、大分・佐伯市で販売された商品券だ。4月に「1世帯3万円まで」というルールで、事前の申し込み制により販売が始まった。しかし、発行した6万冊のうち2万4000冊が売れ残ったため、4月末から事前申し込みなしで再販売。
使い道は「車です」
ところが、プレミアム付き商品券を1人で440万円購入していたことが分かった。市の説明によると、女性は4月30日、列に2回並び、3万円分の商品券を2回購入、そして3回目でこう申し出た。

女性:「何冊購入できますか?」
スタッフ:「いくらでも購入できますよ」
女性:「440万円は大丈夫ですか?」
スタッフ:「大丈夫です」
女性はその後、現金440万円を持って会場に戻り、商品券を購入。市の担当者が使い道を尋ねると、「車です」と話したという。しかし、なぜ400万円もの大量購入を許してしまったのか。
事業者からスタッフに誤った指示が
佐伯市の担当者は31日、販売を委託した事業者からスタッフにこんな指示があったことを明かした。
「3冊の限度にこだわらず、申し出の冊数を販売してもよいという指示があったそうです」

市民からは戸惑い…
市民からは戸惑いの声が出ている。
「それはやっぱりよくないよね。みんなに分配するような形の方がそれはいいでしょうしね」
「市がちゃんと何個って決めて売っていけば、こんなことにはなってないのかなっていう」
(「イット!」5月31日放送より)