ロシアによるウクライナ侵攻が始まった直後に、東京・銀座にあるロシア食品専門店の看板が壊された事件で、アメリカ人の男が逮捕された。

「日本との架け橋に」思いを踏みにじる犯行

店の前にあった木製の立て看板は、金具の部分から完全に折れてしまっている。

金具を折られた立て看板
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器物損壊の疑いで警視庁に逮捕された男は、アメリカ国籍の会社員(53)。2022年2月28日夕方、ロシア食品専門店「赤の広場 銀座店」の看板を足で蹴って壊した疑いが持たれている。

壊された看板があった場所には、店のツイッター投稿を見て心を痛めた看板業者が寄付した新しい看板が置かれている。

店の名前は、ロシアの首都モスクワを象徴する名所「赤の広場」からつけたが、店主のミャベ・ビクトリアさんはウクライナ出身。「ウクライナやロシアと日本の懸け橋になりたい」という思いからこの名前をつけ、1年前に店を開いた。

女による脅迫メールも 客からの励まし支えに

店に対する嫌がらせとみられる行為は、看板の破壊だけではない。

2022年3月、店に脅迫メールを送った疑いで、神奈川県に住む20代の女が、5月18日に書類送検されていたことがわかった。

誹謗中傷のメールや電話が相次ぐ中で心の支えになったのは、日本人客から届いた励ましだったという。

日本人客から届いた励ましの手紙

「負けないでください!」「ウクライナは、永遠に私たちの友です」などと書かれた手紙を受け取った店主は…。

ロシア食品専門店「赤の広場」代表 ミャベ・ビクトリアさん:
本当に日本大好きですよ、本当に。お客さまから頂いた愛情、本当にうれしい。感謝の気持ちでいっぱいです。

手紙の中には、事件を知って「お店に看板を送ろうと決めました」というものもあった。

実際、店先には看板業者が送った看板のほかに、店の利用者から贈られた看板が置かれている。

(「イット!」5月25日放送)

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