ロシア軍のウクライナ侵攻から5月24日で3カ月が経ちました。戦闘が長期化する中、悪化をたどる現地の状況や母国への思いについて倉敷市に住むウクライナ出身の女性に聞きました。

(リリヤ・バビィさん)
「2、3週間くらい前からリビウにも毎日のようにミサイルが飛ぶようになった」

倉敷市在住でウクライナ西部の都市、リビウ出身のリリヤ・バビィさん。今もリビウで暮らしている母や姉とは毎日、連絡を取っています。

(リリヤ・バビィさん)
「すごく疲れている。2日くらい前も家から見えるところをミサイルが飛んだ。ものすごい音だったと言っている」

ポーランドとの国境に近いリビウでも軍事侵攻開始から1カ月が経った頃から1日に何度も空襲警報が出され、最近では上空をミサイルが飛び交うようになったといいます。

日本にいるリリヤさんにも空爆の通知は毎日のように届くものの、場所は知らされないため不安は募ります。

(リリヤ・バビィさん)
「ミサイルが落ちた回数などの情報が全部携帯電話に来る。それを見ると、もう手も震えて、怖い。自分の家族はどうなっているか、家はどうなっているか・・・」

ウクライナから近隣の国へ避難を強いられた人の数は650万人を超えています。高齢の母親は、当初、母国を離れることを嫌がっていましたが、リリヤさんの説得で日本への避難を了承してくれたといいます。

しかし、本当は、自分が母国に戻り家族に会いたいと思っています。

(リリヤ・バビィさん)
「今でも帰りたい。こんな状態でも帰りたい。今までウクライナではみんな笑っていたけど、もう笑わなくなった。すごく悲しいけれど、どうなっても一番大事な場所。いくらそんな場所を壊されても行きたいと思う」

侵攻開始から3ヵ月、戦闘の長期化が予想される中、リリヤさんは、今、世界で起こっていることから目を逸らしてほしくないと訴えます。

(リリヤ・バビィさん)
「時間が経つとまたか、と気にしなくなる。みんな心配な気持ちを抱えて生活したくないのは分かるけれど、忘れてほしくない。ウクライナは一生懸命頑張っているから応援してほしい」

リリヤさんの母親は日本への避難を決めたものの、手続きに時間がかかっていたり、体調の面で不安があることからまだ国を出られずにいると言うことです。一刻も早く、家族で一緒に暮らせる日が来ることを願いたいものです。

岡山放送
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