国内最大級の広さを誇る横浜髙島屋の“デパ地下”で5月25日から新サービスがスタート。それは、自ら冷凍食品を作ることができるという、“デパ地下グルメ”急速冷凍サービスだ。全国のデパートで初の試みとなる。

20代・会社員:
ありがたいですね。高いものを冷凍で家で食べられたらいいなって思って

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早速、購入したパンを冷凍するという客も。袋詰めしたパンを網棚に入れ、液にひたすこと約30分。すると…

購入者・60代主婦:
できてる、硬くなっていますね。

対象商品は約70種類…30分で 味や鮮度が落ちにくい“急速冷凍”

対象商品は「人形町今半」の「すき焼き用の牛肉」から、横浜の有名精肉店「尾島商店」の「メンチカツ」、神奈川県にある有名店「カナガワベーカーズドッグ」のパンなど、全部で約70種類。

しかも、解凍しても味や鮮度が落ちにくいという。そこで、一度冷凍して温めた「メンチカツ」を“揚げたて”のものと食べ比べてみた。

德田 聡一朗アナウンサー:
衣は若干しっとりしているのですが、サクサクっとしていますね。中のお肉もジューシーですね

冷凍には特殊な技術を採用。通常は「冷たい空気」で冷凍するのに対し、ー30℃の液体アルコールにつけて、30分ほどで急速冷凍。

これにより、細胞が壊れるのを防ぐことができ、味や鮮度が落ちにくいという。

こんにゃくゼリーで冷凍比較。左が今回の急速冷凍である「凍民凍結」
こんにゃくゼリーで冷凍比較。左が今回の急速冷凍である「凍民凍結」

担当者が真空パック→購入者が液体につけるだけ

さらに、冷凍する手順も簡単だ。商品を購入後、冷凍保存したい量を専用の袋に入れ、担当者が真空パックしてくれる。

あとは、購入者が液体の中に商品を入れ、30分ほどつけるだけ。

購入者・60代主婦:
便利だと思います。地方の名産品とかフェアとか、あれもこれも食べたくても、一度に食べない時は冷凍してもらえるなら、長い時間かけて楽しむことができる

同じ食品を、1回の食事で食べる量に小分けにして冷凍できるのも、メリットの1つだ。

横浜髙島屋によると、今回は5月31日までの期間限定だが、反響も踏まえて継続的なサービス導入も検討していくという。

(「めざましテレビ」5月26日放送より)