山口県阿武町が町民の24歳の男性に、コロナ関連の給付金4600万円余りを誤って振り込んだ問題で、男性の弁護士が会見した。「警察の聴取や裁判にも応じるが、お金は返せません」と話している。

所在不明になった事実はない

男性の弁護士は、5月16日午後5時から顔を伏せる形で会見を行い、次のように述べた。

男性(24)の弁護士:
本人は4月の段階で山口県内の警察署に任意出頭し、事情を全て説明している。今後も警察等捜査機関から要請があった場合、必ず事情聴取に応じる考えを示しています。訴訟にも対応する予定。現実的な問題として、返還が難しい状態となっています。

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「お金の返還が難しい」という弁護士の説明については、記者から「使い切ってしまったということか?」という質問があった。すると弁護士は「おおむねその理解で正しいと思います」と答えた。

さらに弁護士は「男性は現在も連絡が取れる状態で、所在不明になった事実はない」と話した。

「場合によっては逮捕も」原因究明の徹底を

加藤綾子キャスター:
事情聴取や訴訟には応じるものの、お金は返さないということですが、これは通ってしまうものなんですか?

元大阪府知事 橋下徹氏:
僕も出ていた情報番組などでは「所在が不明」というような報道もあったので、その所在が不明ではないってことを言いたかったのでしょう。ただ、お金は基本的に返さなきゃいけないです。これはもう当たり前のことです。しかし、使ってしまったら返すにもお金がないじゃないかと、ある意味、開き直りなんですよね。いろいろな意見があるけれども、僕は刑事的に詐欺罪ということで、しっかり捜査機関に捜査をしてもらって、場合によっては逮捕というところまでやってもらいたいなと思う。

元大阪府知事 橋下徹氏:
それと同時に、阿武町のお金の支払い方。最初に4630万円を463人にきちんと給付をした後にもう1回、この男性1人に4630万円を振り込んだ。手続きがなぜこうなったのか、さっぱりわからない。これは誰の指示で、どういうふうに行われたのか。なぜ振り込み依頼書をもう一度、銀行に出したのか。ここをしっかり町長または副町長が説明しなきゃいけない。職員がかわいそうだからみたいな雰囲気になったら、僕は違うと思います。

加藤綾子キャスター:
原因をしっかりと究明、検証してほしいなと思います。また異例とのことですが、弁護士が顔を出さなかったことについて、橋下さんどう思いますか?

元大阪府知事 橋下徹氏:
弁護士は顔を出すべきですよ。顔を出して堂々と、代理人として主張してほしいですね。顔を隠してしまうと、よほどまずいというふうに思われてしまうので、顔を出してほしいと思います。

(「イット!」5月16日放送分より)