千葉県成田市の小倉美咲さんは、小学1年で7歳だった2019年9月、家族で訪れた山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になった。

警察などはおよそ2週間にわたり延べ1700人で捜索を行ったが、有力な手掛かりは見つからず、大規模な捜索は打ち切らた。

「もし私があのとき一緒に付いていってあげていたら」と心境を語った小倉とも子さん(2019年9月30日)
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その後も、母・とも子さんは、美咲さんの動画を公開したほか、成田市の自宅から何度も道志村を訪れ、ビラ配りをするなど情報提供を呼びかけてきた。

美咲さんが行方不明になってから2年7カ月後の先月23日、捜索ボランティアの男性がキャンプ場付近の山中で人の頭部の骨の一部を発見し、警察に通報。

これをきっかけに、事態は動き出す。

山梨・道志村の山中で警察による捜索が再開された

発見現場の周辺では警察による捜索が再開され、新たに美咲さんのものと似た靴や靴下、長袖のハイネックの服なども見つかった。

頭の骨については、母子関係を調べられるミトコンドリアDNA鑑定の結果、警察が今月12日、母・とも子さんと血縁関係があるとして矛盾がないと発表。

しかし、個人の特定はできず、とも子さんは、「美咲が無事に戻ってくると信じている気持ちに変わりはありません」とコメントしていた。

こうした中、今月4日に見つかった人の肩甲骨についてDNA鑑定を進めた結果、14日、美咲さんのものと一致したことが明らかになり、警察は美咲さんが死亡したと判断した。

先月までに山梨県警に寄せられた情報提供は4800件を超えていて、事件と事故の両面での捜査は引き続き行われる。

社会部
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