平昌オリンピック開会式の前日に設定されたことから、注目された2月8日の北朝鮮軍創建70周年記念パレード。
パレードでは、昨年、発射試験が実施された火星14型、火星15型ICBM、つまり、米国に届く弾道ミサイル、そして、ロフテッド軌道で発射すれば、日本攻撃に使用できる火星12型、北極星2型弾道ミサイル。さらに、新型の弾道ミサイル連装システムが登場した。

一般に弾道ミサイルは、一輛に一発搭載するが、今回公開されたシステムは、一輛に二発を搭載。
車体の屋根を開いて、ミサイルを立てる方式。これは、ロシアの9k720イスカンデルM短距離弾道ミサイルシステムに類似しており、このミサイルもイスカンデル同様、最初のミサイルが標的からずれても、即座に修正して二発目を発射できるというものなのだろう。

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この他、パレードでは、ソウルを直撃できるとされるコックサン自走砲、歩兵携帯用の新型ロケット弾なども登場。
1日後には、平昌五輪開会式というタイミングで、対米ICBMのみならず、さまざまなレベルの戦いに使用できる装備、特に、対韓国戦に使用できる装備が目立っていた。

2月10日には、韓国の文在寅大統領は、北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長、金正恩委員長の実妹、金与正女史等、北朝鮮代表団の高官と会談する予定だが、そんな「力」を見せつけ、見せつけられた上での会談となるのだろう。

一方の米国は、ペンス副大統領が、平昌五輪開会式に臨むため、8日、横田基地で、嘉手納基地に一時展開中のF-35AライトニングⅡステルス戦闘機、二機を左右に従える形でアメリカ兵に「アメリカは北朝鮮に関する事態に対応する準備が出来ている」「全ての選択肢がテーブルの上にある」とスピーチしました。

F-35Aは、先ごろ、発表されたアメリカの核態勢の見直し=NPR報告で、新型の核爆弾B-61-12を将来、搭載する作戦機の候補として名をあげられた機種でもある。米国もまた、ペンス副大統領の言葉が軍事力を背景にしたものだということを示したかったのかもしれない。