2月1日午後、F-22Aラプター・ステルス戦闘機(タイトル写真:上)が沖縄・嘉手納基地に飛来した。

嘉手納基地には既に、F-35Aステルス戦闘機(タイトル写真:下)が臨時に展開しているため、これで日本国内では、初めてアメリカ空軍のステルス戦闘機2機種が揃うことになる。

F-22Aラプターは、シンガポールで開催される航空ショー参加のため、向かう途中に立ち寄ったということかもしれないが、東シナ海・南シナ海を望む形で飛ぶことになる。

アメリカ軍の虎の子とも言えるF-35A、F-35B、それに加えて空中戦で世界最強と言われるF-22Aラプターが日本に揃うというのは、それだけで注目されるかもしれない。

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そんな中、CNNなどによると、1月31日、ハワイで日米共同開発のSM-3ブロックⅡA迎撃ミサイル(参照:上写真)を、イージス・アショアから発射し、ICBM級の弾道ミサイル標的を迎撃しようとしたところ、失敗したと報じられた。

アメリカ国防省は、イージス・アショアによる弾道ミサイルの迎撃試験を実施したこと自体は認めているが、日本時間2月1日正午現在、成否についてはコメントしていない。

北朝鮮は2017年に火星-14型や同15型ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射試験を行い、アメリカ本土に到達できる能力の証明をした。

今回の迎撃試験は、北朝鮮のICBMに対抗するための試験ともとれる。また、北朝鮮が火星12型IRBM=中距離弾道ミサイルを高く打ち上げるロフテッド軌道(参照:上写真)で発射すれば、従来の迎撃ミサイル・システムでは迎撃が困難となる。

もし、今回の迎撃試験が成功していれば、火星-12型弾道ミサイルを、日本海側に配置するイージス・アショアで迎撃できるかもしれない可能性を示すことになっただろう。アメリカ国防省は2017年2月、イージス駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」からSM-3ブロックIIA迎撃ミサイルを発射して、準中距離模擬弾道ミサイル標的を迎撃することには成功しているが、6月に行った試験では失敗している。

イージス・アショアを導入しようとしている日本にとっては、弾道ミサイル迎撃試験の成否は深刻な問題となってくる。失敗だとしても、その原因が特定できれば、失敗原因を改良して、更なる試験も実施されるだろう。

また、今回の試験でイージス・アショアが使用したレーダーについても注目だ。

もともと、SPY-1という従来からイージス艦で使用されているレーダーを、既存のイージス・アショアは使用しているが、小野寺防衛相は、SPY-1より4倍も電波が届くと言われているSPY-6(参照:上写真)という新型レーダーへ換装することに関心を示し、ハワイでその新型レーダーを視察している。