トランプ大統領は就任後初めて、国家が直面する課題や、今後の政権の方針を示す、「一般教書演説」を行った。

安全保障の点では、北朝鮮について、脱北者を演説会場に招待して、「恐ろしい体制の目撃者だ」との発言をし、「北朝鮮の向う見ずな核の追及が、すぐにアメリカ本土の脅威となる」などと警戒感をあらわにし、そうならないように制裁など、”最大限の圧力”で核放棄を迫る姿勢を示した。

また、トランプ大統領は、過信と譲歩は、侵略と挑発を招くだけだ、過去のアメリカ政権の間違いは、繰り返さないとも強調した。

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アメリカ軍の準機関紙「STARS and STRIPES」によると、アメリカ統合参謀本部のセルバ副議長は30日にワシントンで開かれた会合で、「北朝鮮が昨年11月、火星-15型ICBM(参照:上写真)の試験でアメリカに届くことを示した。

しかし、狙った標的に命中させるために必要なカギとなる技術については、まだ証明できていない。いずれ北朝鮮がそのような技術を持ちうるだろうけれども、今はまだ弾頭の再突入には成功していない」との見解を示した。

アメリカが脅威としている、北朝鮮のICBM=大陸間弾道ミサイル自体は、アメリカ本土に届くとしても、実際に核を搭載した弾頭部が大気圏再突入に成功したとは言えない。しかし、成功は近いかもしれないということだろう。

トランプ大統領が口にしていた「最大限の圧力」の一端なのかは断定できないが、原子力空母「カール・ビンソン(CVN-70)」(参照:上写真)の艦隊が30日、グアムに到着したとアメリカ第7艦隊が発表した。

イージス巡洋艦レイクチャンプレン(CG57)1隻とイージス駆逐艦「マイケル・マーフィ(DDG112)」「ウエイン・E・メイア(DDG108)」2隻を随伴していて、トマホーク巡航ミサイルが積まれているなら、かなりの数となる。

出港予定は31日。どこへ睨みを効かせるやら。