平昌五輪を前に、南北の駆け引きが複雑化

北朝鮮は、29日夜、五輪開幕直前に、北朝鮮の金剛山で開催することになっていた南北共同文化行事についての「合意を取り消す」と通告。
理由について「韓国メディアが北朝鮮を冒涜する世論を広めている」と主張。
韓国への揺さぶりの可能性も考えられる。

このように、日本の隣の国で行われる平和の祭典すら、厳しい状況に晒される中、沖縄県のアメリカ空軍・嘉手納基地では、本物の戦闘機やミサイル、爆弾を使った「即応訓練」が29日から、4日間の日程で始まった。
有事に備える「即応訓練」は、これまでも不定期に実施されているが、今回は、昨年10月末から、臨時展開しているF-35AライトニングⅡステルス戦闘機も参加。
展開している12機のうち、10機に、29日午後、500kgのGPS誘導爆弾=GBU-32(V)JDAMが、それぞれ、2発ずつ、機内に搭載された。
ペイントされた黄色い帯は、爆発しない訓練弾ではなく、爆発する実弾であることを示している。(参照:下写真)

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この他、F-35Aには、空対空ミサイルAMRAAMの実弾も機内搭載されている。(参照:下写真)

爆弾を搭載したF-35Aは、30日午後まで、ほぼ丸一日、離陸しなかった。
それまでは、何か、不測の事態があれば、そのまま、「即応」することも可能な状態だった可能性もある。
ステルス機であるF-35Aは、レーダーに映りにくく、敵に気取られずに、接近することができるはずで、敵にすればレーダーの上では、何もない空間に、突然、500kgのGPS誘導爆弾が現れて、標的に向かって落ちていくことになりかねない。
今回、爆弾やミサイルの搭載は、まだ、陽があるうちに、嘉手納基地の外から見えるところで実施している。
いざという場合、実戦投入できるということを見せつける、どこかに対する牽制、抑止だったのかもしれない。