自民党の佐藤正久外交部会長は10日、ロシアのプーチン大統領による9日の戦勝記念日式典の演説について、「自己都合の嘘のオンパレードだ」と厳しく批判した。
プーチン大統領は、9日に首都モスクワで行われた対ドイツ戦勝記念日の式典で演説し、ウクライナ侵攻は「正しい決定だった」と強調した。
これに対し、佐藤氏は10日の党の会合で、「プーチン大統領は、ロシアの兵隊たちはウクライナのドンバスで、ナチスが復活しないよう未来のために戦っている旨のウクライナ侵略を正当化する演説を行った」と指摘した。
そして、「自己都合の嘘のオンパレードだ。実態とかけ離れたプーチン大統領の物語を認めるわけには絶対にいかない」と批判した。
さらに佐藤氏は、「ロシアは外交的にも戦況的にも追い込まれている」した上で、「日本は、ぶれることなくG7と連携して制裁をしていくことが大事だ」と強調した。