小野寺防衛大臣は先週、日英2+2外務・防衛担当の閣僚会議でイギリスを訪問、そのあと15日に就役したばかりのイギリス最新鋭空母クイーン・エリザベスを視察した(写真下)。イギリス以外の官僚としては初めてとのことだ。

 
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この視察について小野寺大臣は「日英防衛協力を内外に発信できた」としたうえで、イギリスに対しては「クイーン・エリザベスのアジア=太平洋派遣の際は、護衛艦『いずも』との共同演習をするよう要請した」とのことだ。また、このことが「日本の抑止を高める」と説明している。

抑止効果の理由については微妙な言い回しだったが、クイーン・エリザベスをアジア・太平洋派遣という頃にはF-35Bステルス戦闘機を搭載した、ステルス空母となっていることだろう。短距離離陸、垂直着陸が可能なF-35Bと「いずも」の共同演習がどんなものになるか・・・

これだけでも強力だが、軍艦は“動く国家の象徴”でもある。

日本はアメリカの戦略核兵器をはじめとする拡大抑止に安全保障を依存しているが、イギリスもまた戦略核兵器の保有国だ。

空母クイーン・エリザベスには核兵器は搭載されないだろうが、他の国から見ればアメリカ以外の核の傘をイギリスが日本に対して提供するかのようにも見えるかもしれない。
(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)