アメリカの北朝鮮専門研究機関「38North(サーティエイト・ノース)」はマグンポの固体推進ロケット・モーター試験場の10月19日と10月24日の衛星画像等を比較分析、北朝鮮のミサイル開発についての新しい情報を発信した。

それによると19日の画像では噴射試験等を行うテストスタンドの屋根に覆いがあり、その傍のエプロンにほこりや破片、デブリと見られる堆積が見られる(写真)。24日になるとその覆いは消え、エプロンも元のきれいな状態に戻っていた。

38Northは「これまでより大きな固体推進ロケット・モーターの試験に備えているか、あるいは試験に失敗して修理が必要になっている可能性がある」と指摘しており、新型モーターの試験が実施されたかどうかについては「確認も否定もできない」としている。

北朝鮮は潜水艦搭載用の新型弾道ミサイルの開発を行おうとしていると言われているので、これらの動きはそのためのものかもしれない。「北極星3型」という名前も先に伝えられている。

もし、大型固体推進ロケット・モーターが完成すれば、地上発射型にも応用される可能性がある。液体推進ロケット・エンジンと比較すると地面に炎を吹き付ける時間が短くなるので、衛星等の赤外線センサーによる発射の瞬間の掌握が難しくなるからだ。
北朝鮮は、やはり止まってはいなかった。
(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)