小野寺防衛大臣は10日、陸上自衛隊とアメリカ陸軍の共同指揮所演習「ヤマサクラ」視察のため仙台駐屯地を訪れ、弾道ミサイル防衛用の地上配備型イージス・システム「イージス・アショア」2基の配備を前提に、来年度予算にボーリング調査費など7億3,000万円を計上する方針を明らかにした。

イージス・アショアは一言で言えばイージス艦のイージス・システムを地上に置くというもので地上に配備することで低コスト化かつ24時間の監視体制が可能になる。

アメリカ軍は多彩なイージス艦機能の内、対ロシアの条約を考慮して弾道ミサイル迎撃機能だけを取り出し、ルーマニアやポーランドに配備している(写真下:ルーマニア配備の米軍イージス・アショア)。

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防衛省は秋田県と山口県を候補地にしたい意向のようだが、アメリカ軍と同じものにするとは限らないだろう。

本来イージス艦の機能は弾道ミサイル防衛だけではなく、巡航ミサイルの迎撃、航空機の迎撃、そして巡航ミサイル発射などがある。日本周辺には様々なミサイルを持っている国が複数あり弾道ミサイル防衛だけに絞り込むよりほかの機能も盛り込む、というより本来の機能をそのまま削らないでシステム展開できないかということも選択肢になるうるはずだ。

11日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」(写真下)が日米韓のミサイル情報共有訓練に参加した。

イージス艦との瞬時の情報共有ネットワークもイージス・アショアにとって重要な機能だ。
(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)