密集した鉄道ファンに警察が出動。撮り鉄の聖地でマナー違反が問題になっている。

県の所有地にロープを張って場所取り

“撮り鉄たちの聖地”と呼ばれる場所で、回転灯をつけたパトカーや警察官が警戒にあたる中、夜明け前から次々と車が集結してきた。何が起きているのか?

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ここは、長野市にある通称“稲荷山ストレート”と呼ばれる、鉄道ファンの間で有名な場所だ。

6年前に廃止された寝台特急「カシオペア」が、臨時列車としてこの場所を走ることになり、貴重なシーンを写真に収めようと、前日から多くの鉄道ファンが詰めかけた。

しかし、付近の住民からは一部の撮り鉄によるマナー違反に困惑の声が聞かれた。

近隣住民:
ジュースの缶やら自販機で買ったのをそこらへ放ってある。

さらに付近では、地面にロープを張って場所取りをする人もいる。

この場所は県の所有地。人の立ち入りは認められているが、テープやヒモを使って勝手に場所取りをする行為は禁止されている。

こうした情報は県にも寄せられていた。

長野建設事務所維持管理課 竹内博文係長:
(ヒモや張り紙で)場所を取っていたという通報がありました。そういった行為はご遠慮いただきたい。

苦情を訴える近隣住民 鉄道ファンは…

カシオペア運行当日の午前4時過ぎ、現地にはパトロールする警察の姿もあった。

住民の中には警察に苦情を訴える人も。話を聞くと、「畑付近での迷惑駐車により畑に入れず、作物の上を飛び越えて移動した人もいた」という。

近隣住民:
きょうやめだよオレ、仕事やるの。趣味だからいいかもしれないけど、人に迷惑かけちゃいけない。子どもよりひどい。

撮影スポットの稲荷山ストレートには、さらに人が集まってくる。

松崎雄基記者:
午前6時25分、カシオペア信州が通過していきます。

撮影を終えた鉄道ファンたちはすぐに引きあげ始めた。

その片隅には「4月17日、信州カシオペア10人~20人」などと書かれた、場所取り用と思われる張り紙が同日に捨てられていた。また、場所を囲うための紐も一緒に捨てられていた。

ゴミを拾い集める鉄道ファンからはこんな声があった。

鉄道ファン:
(ゴミを)持って帰ればいいんだけど。こんなばかみたいに場所取りとかしちゃうと、もうそのあと撮れなくなっちゃうから、やっぱりモラルは守らないと。

県の担当者は、今後はごみの放置などへの注意喚起を行い、場所取り行為に関してもパトロールを行って防止に努めるとしている。

(「イット!」5月2日放送分より)

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