働く人が気持ちいいと感じる環境とは何か。

30日、都内で開かれてた働き方改革をテーマにした展示会には、寝具や飲料メーカーなど11の企業やブランドがそれぞれの強みを生かした働き方を変えるアイデアを、ほかの企業向けに発表した。

イトーキ Ud&Ecoソリューション開発部・八木佳子部長

イトーキ Ud&Ecoソリューション開発部・八木佳子部長は「アイデアを考えるときに、ずっと立っているだけじゃなくて、考え中にバンドにもたれることもできる」と話す。

今回の展示会の狙いは、残業時間などのマネジメントからの視点ではなく、オフィス内の設備や通勤方法といった働く環境から働き方改革を後押しすること。
会場内には、クッション性の高い室内運動用のフローリングが敷いてあるブースや自転車通勤を提案するブースなどが並んだ。

さまざまな展示品の中でも特に目を引いたのがアウトドア用品。
アウトドアブランド「スノーピーク」は、屋外で使うためのテントを会議室代わりに使うことを提案する。

「テントだと堅苦しくなく会話が盛り上がる」

スノーピークビジネスソリューションズ・藤本洋介取締役は、「すごくリラックスできると、よく言われます。会議室の中で、堅苦しい会議ではなくて、会話が盛り上がったりとか、普段なかなか話せないような人でも、この中に入ると話がしやすい環境を作ってあげることができる」と話した。

スノーピークは、こうした日々の社員同士のコミュニケーションが、モチベーションアップや生産性の向上に大きく影響するという。

これらのアイデアは、秋ごろまで実証実験を行い、企業間で連携して具体的なサービス化に向けて活動していくという。

津田塾大学の萱野 稔人教授

人間関係も環境の一つ

津田塾大学の萱野 稔人教授は、「最近の学問の研究でも、人間の行動に影響を与えるには、意識に働きかけるよりも環境を変えたほうが効果があるとよく言われる。人間関係も環境の一つ。アンケートを取ると、会社での一番のストレスの原因はだいたいみんな人間関係と答える。こういったことを念頭に環境整備を進めていくと働きやすい環境とか生産性がより上がる環境が作れるのではないかと思う」と指摘する。

(「THE NEWS α」3月30日放送分より)