福島第1原発の処理水海洋放出について、IAEA(国際原子力機関)は、「的確に予防措置が講じられている」などと評価する報告書を公表した。

IAEAは処理水の海洋放出について、設備の安全性に関する報告書を29日に公表し、「設備設計と運用手順の中で、的確に予防措置が講じられている」と評価した。

さらに、放射線影響評価についても「包括的で詳細な分析が講じられており、人の放射線影響は、日本の規制水準より大幅に小さいことが確認された」としている。

政府は、トリチウムなど、放射性物質を基準以下に薄めた処理水を2023年春にも海洋放出する方針。

IAEAは、2月の福島現地調査に続き、年内に別の観点からも検証を進め、放出前に新たな報告書を出すとしている。