平壌で行われた韓国芸術団の公演に金正恩委員長が姿を現した。 
公演では韓国の国民的歌手に加え、K-POPのアイドルグループ、レッドベルベットによるパフォーマンスが行われたが、なぜか客席に座る人々の表情は無表情なまま。

『腐りきったブルジョア生活様式を流布させ、害毒的な作用を果たす』

北朝鮮の住民にとって、K-POPなどの「韓国文化」は視聴が厳しく取り締まられている。    
 
公演当日の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」には、公演を意識したのか、『資本主義社会で小説、映画、音楽、舞踊、美術などは、腐りきったブルジョア生活様式を流布させ(中略)害毒的な作用を果たす』との批判的な論説が掲載された。

朝鮮中央テレビの放映では、自らの体制維持に有害とみたのか、レッド・ベルベットのパフォーマンスシーンはカットされ、さらにすべての歌手の歌声まで消されていた。

その一方で、放映したのは「祖国統一の歌」で曲に合わせ手を振り反応をする観客の様子や韓国の歌手たち一人一人と握手をし、友好ぶりをアピールする正恩氏の姿。

「秋にはソウルで公演を開催しよう」

正恩氏は、公演後、歌手たちに「感動を禁じ得なかった」と話し、「秋にはソウルで公演を開催しよう」と音楽交流の継続を提唱したという。

北朝鮮内では韓国文化に厳しく目を光らせる一方、韓国にはすり寄りを見せる北朝鮮。

米朝交渉をにらみ今後どのような動きを見せるのか注目される。

(「プライムニュース α」4月2日放送分)