北海道・知床半島沖で遭難した観光船『KAZU1』
この船に乗っていて死亡した、福島県会津若松市の小池駿介さん(28)はリオン・ドールコーポレーションの小池信介社長の長男で、3年前から同社の取締役を務めてきた。

リオン・ドールによると、小池さんは出張で北海道を訪れていて、週末を利用して知床へ向かい船に乗ったという。

榮川酒造(福島県磐梯町)の取締役も務める小池さん。仕事の関係者に「榮川酒造の設備を使って、ウイスキーを造り海外で販売するのが夢」と話していたという。
関係者によると、リオン・ドールではウイスキーや日本酒を仕入れるバイヤーとして、着実に取引先との関係を築いていたという。
小池さんは誰に対しても謙虚な態度で接し、その仕事ぶりは非常に丁寧だったと言う。仕事の関係者からも「訃報にショックを受けている」と悼む声が聞かれた。

会津若松商工会議所の渋川会頭は「これからの地域経済を担う方と思っておりましたので、会津若松市にとって大きな損失」と、追悼のコメントを出していて、地元の経済界でも期待をかけられていたことが伺える。

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<亡くなった小池さんの経歴>
●2009年に会津高校に入学
高校の同級生からは「彼はとにかく良い奴だった。いつもニコニコして優しく、彼の悪口を聞いたことがない。サッカー部の練習では、チームの中心で声を出して引っ張っていた。勉強熱心で学年でも上位。こういう人柄でも決して目立とうとしない。いつも彼の周りには仲間がいた」という。

●2012年に慶應義塾大学商学部に入学し、在学中にはイギリスの大学に留学。
●卒業後は別の会社を経て、2019年に父親が社長を務めるリオン・ドールコーポレーションに入社。
●2021年、資本業務提携を結んだ榮川酒造の取締役に就任

複数の仕事関係者によると「本人はウイスキーが大好きだった」「榮川の蒸留機械でウイスキーを造り、海外で販売するのが夢」と話していたという。
榮川酒造は、2021年にリオン・ドールの傘下に入った事で調達した資金で、ウイスキー事業をスタートしていた。
「イギリス留学で本場のウイスキーのおいしさを知ったことが、ウイスキー事業を目指したきっかけ」という。

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