住本結花アナウンサー:
4月27日は素敵なゲストにお越しいただきました。
2022年2月の北京オリンピック・ノルディック複合団体ラージヒルで銅メダルを獲得されました、岩手県八幡平市出身の永井秀昭選手です。

永井秀昭選手:
よろしくお願いします。

細田啓信アナウンサー:
首元にはメダルがかかっていますが、見せていただけますか。重厚感がありますよね。
現在38歳で、最後と決めて臨んだオリンピックでの銅メダル、2か月ほど経ちましたが、今の気持ちはいかがですか。

永井秀昭選手:
帰国して、喜んでくれた周囲の人たちをみて、心からメダルを取ってきて良かったと思えました。

住本結花アナウンサー:
あらためて永井選手をご紹介致します。
旧安代町、現在の八幡平市出身の38歳。
盛岡南高校から早稲田大学に進み、現在は岐阜日野自動車に所属。
オリンピックは3大会連続で出場しています。

細田啓信アナウンサー:
では、北京オリンピック、あらためて振り返りましょう。
まずは前半のジャンプです。
団体戦は4人が1本ずつ飛びますが、永井選手は128メートル50をマークしました。
このときの手ごたえはいかがでしたか。

永井秀昭選手:
完ぺきではありませんでしたが、及第点をあげられるジャンプができました。

細田啓信アナウンサー:
そして後半のクロスカントリーは1人が5キロずつを走ります。日本はトップと12秒差でスタート。序盤はヨーロッパ勢と4チームがだんご状態になりました。
永井選手は第2走者です。
熾烈なレースでしたが、どんな思いで走っていましたか。

永井秀昭選手:
改めて映像を見返すと、走っていた時の情景が思い起こされます。
厳しい中でのレースでしたが、最後まで集団に食らいつき、第3走者の(渡部)暁斗選手に渡すことができて良かったです。

細田啓信アナウンサー:
そしてアンカーの山本選手がオーストリアを振り切り、見事3位でゴール。28年ぶりのメダルを獲得しました。
あらためてこの瞬間はどんなお気持ちでしたか。

永井秀昭選手:
正直、興奮しすぎてはっきり覚えていませんが、ようやく(メダルを)とれた安堵感や興奮など様々な感情が入り乱れていました。

住本結花アナウンサー:
実は競技の当日、私が永井選手のご実家に伺い、応援するご家族の様子を取材させていただきました。
永井選手のジャンプを見守るご家族の様子です。
この日は家族8人ほどが集まりましたが、兄・陽一さんと弟・健弘さんも実は現役のスキー選手です。
永井選手は、陽一さんの影響で小学生のころスキーを始めたそうですが、当時、練習に付き添ってくれていた父・昭一さんは2001年に他界、母・綾子さんが女手一つで3人を支えてきました。
メダルが決まった瞬間は…

永井選手の母・綾子さん(67)
「長い間ずっとメダルを取るのが夢だったので、本当に頑張ったって褒めてあげたい。本当にありがとうございます」

永井選手の兄・陽一さん(40)
「小さいころから一緒に競技をやってきて、本当に素晴らしいと思う。最高の宝物ですね」

住本結花アナウンサー:
あらためてご家族の様子をご覧になっていかがですか。

永井秀昭選手:
自分以上に興奮していたことが映像を通じて伝わってきます。

住本結花アナウンサー:
お母さまの「ありがとうございます」という言葉が印象的でしたね。
帰国後、ご実家に戻られたそうですが、お母さまとはどんな言葉を交わされたのでしょうか。

永井秀昭選手:
まずは、メダルを首からかけてあげました。

住本結花アナウンサー:
なんとおっしゃっていましたか。

永井秀昭選手:
「重いね」と。
そして「(メダルを)とってきて本当によかった」と心から言ってもらえて、うれしかったです。
感謝の気持ち、恩返しとしてメダルを持って帰ることができて最高にうれしかったです。

細田啓信アナウンサー:
そして北京オリンピックでは、同じ八幡平市出身のスキージャンプ・小林陵侑選手も金メダルを獲得しました。
小林陵侑選手は中学校時代、永井選手のお兄さん・陽一さんの指導を受けていたということで、永井選手ご自身ともゆかりが深いと思いますが、北京の大会期間中、現地で小林選手に会われたそうですね。

永井秀昭選手:
宿泊棟も同じでしたので宿泊棟でも会いましたし、陵侑選手がノーマルヒルで金メダルをとった翌日のメダルセレモニーの後、選手村で会って実際にその金メダルを見せていただきました。

住本結花アナウンサー:
永井選手の試合の前ですね?

永井秀昭選手:
はい、(メダルが)こんなに重いんだと思いました。

細田啓信アナウンサー:
38歳という年齢での銅メダル、(今回の複合団体の出場選手で最年長ということで)まさに「継続は力なり」という言葉を体現されたと思いますが、ここまで続けてこられた秘訣は何でしょうか。

永井秀昭選手:
やっぱり、パッションだと思います。
それくらい熱い情熱がなければ続けてこられなかったですし、いろいろな方の支えや協力がなければここまでこられなかったので、かかわってくれた方々に感謝を伝えたいです。

住本結花アナウンサー:
県内でも、さまざまな夢を持つ子どもたちがいると思いますが、そんな子どもたちへのメッセージをお願いできますか。

永井秀昭選手:
子供たちは無限の可能性を秘めているので、失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジして、可能性を引き出していってほしいと思います。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ
メディア
記事 642