ストーカー被害を受けていたタレントの菊池桃子さん(49)が、5日に1日警察署長に就任し、事件発覚後、はじめての取材に応じ、恐怖は今なお続いていると語った。

菊池さんは「正直言って怖いの一言です。この怖さが逮捕されたから終わったということではなくて、今後のことがまた不安ですので」と心境を明かした。

この記事の画像(5枚)

菊池さんは、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕された元タクシー運転手の飯塚博光容疑者(56)が運転するタクシーに乗車したことで自宅を知られてしまう。

記者から「一番怖いと思ったこと」について問われると「予想もつかないことがどんどん起こること自体が怖いです」と話した。

家族にも近づいて来ようとしたことについては「私がまたそれを話して広まることも家族への不安につながっていくので、これくらいで控えさせていただきたい」とし、「正直なところ気持ちは不安定ではありますが、きちんと仕事をすることが私自身もっともやらなくてはいけないことだと思っていますので、応援いただけましたらと思っていますのでよろしくお願いします」と語った。

菊池さんの自宅周辺で現行犯逮捕

元タクシー運転手・飯塚博光容疑者

飯塚容疑者は2017年の秋に菊池さんの自宅を知り、12月には自宅周辺に出没するなど、ストーカー行為をエスカレートさせていったという。

先月、タクシー会社を辞めた飯塚容疑者のものとみられるブログには「きのうの天気、せっかくの休みで憂鬱だった方も多いと思いますが、私にとっては“彼女とふたりで地盤を固めろ”と言われているような、そんな“恵みの雨”に感じています」と妄想とも思える書き込みがあった。

さらに、逮捕当日の3月31日には「彼女の抱えていたマイナス部分を解消する意味でも私から動く必要があることは、やっと理解できました」「行く。今日を逃したらもう無いってことですね」とブログに書き込み。
その後、菊池さんの自宅周辺に現れた飯塚容疑者は、別の書き込みを見て警戒していた警察によって現行犯逮捕された。

個人情報についてタクシー会社のルールは?

終電を逃した時に帰宅する手段として利用するなど、タクシーの運転手には誰もが何の迷いもなく、住所を伝えているだろう。

タクシー会社は運転手が仕事で知った利用者の住所についてどんなルールを設けているのだろうか。

タクシー会社7社にアンケートすると、7社すべてが個人情報保護の規定や指導を行っていると回答。

A社では「新人研修で利用者の住所について口外やネット送信の禁止」を指導し、違反したら一定期間配車が回ってこないなどの罰則があり、B社では「利用者の個人情報は第三者に教えない」という誓約書を、入社時だけでなく退職時も書かせている」という。

だが、タクシーを利用した際に「男性俳優の有名な方の実家はここ」や「有名な司会者の方が住んでいる」などの情報を運転手から聞いたことがあるという街の声も。一方で、タクシーの運転手から「今度ごはん行きましょうよ。連絡先交換しません?」などと言われ、身の危険を感じた経験があるという女性もいた。

利用者が注意したいことは3つ

レイ法律所・松田有加弁護士

利用する側が自宅を知られないために注意すべきことはあるのだろうか。

ストーカー問題に詳しいレイ法律所・松田有加弁護士は、「会話」「降りるとき」「降りた後」が注意すべきポイントだという。

まずはタクシー中での「会話」。松田弁護士は、「自宅の特定につながるようなプライベートなことは言わない。家族構成も言わない。一人暮らしだということも言わないことは重要」だという。

「2つ目はタクシーから降りるときです。自宅前でおりないことが重要。自宅を特定されないことを優先してどこでもよいので『そこの角で降ろしてください』など自宅の前で降りないことです。

3つ目は、車を降りてすぐに家に入ってしまうと住まいが特定されるので、怪しいと感じた時には車が去るのを見届けてから家に入るのがいいです」と話す。

(「めざましテレビ」4月6日放送分より)