閉館した観光施設のステンドグラスを別の施設に

2020年に閉館した大分県別府市の観光施設「ヤングセンター」にあったステンドグラスを別の施設に移す取り組みが行われています。

湯けむりが立ち上る別府市の鉄輪地区で、輝きを放つステンドグラス。

神秘的な雰囲気を醸し出しています。

このステンドグラスは大衆演劇を楽しめ、多くの人に愛されていた「ヤングセンター」の浴場にあったもの。

「別府の文化として残したい」別府市出身の写真家・東京神父さん

施設は2年前に閉館しましたが、別府の文化として残したいと活動しているのが、別府市出身の写真家・東京神父さんです。

◆別府市出身の写真家・東京神父さん
「ちょうど日が差していてステンドグラスから入る色がお湯につく。色つきの温泉に入る状態になる。それがものすごく感動しました。」

東京と別府市の2拠点で活動していて、別府市では写真展を開いています。

◆別府市出身の写真家・東京神父さん
「僕は本気で(別府を)世界で一番面白い街だと思っているので、この街をいろんな人に知ってもらいたいという思いがある。」

ステンドグラスは全部で13枚。
東京神父さんを中心とした有志が大分県内各地の施設に掛け合い、引き取ってもらうことに。

ステンドグラスを通した光が温泉に差し込み神秘的な雰囲気

すでに別府市内の宿や大分県豊後大野市の稲積水中鍾乳洞など4か所に移設されていて、今後は大分県玖珠町の久留島武彦記念館などにも取り付けられるそうです。

この活動を知ってもらうと共に移設費用を賄えればと、4月20日から5月20日にかけ、約90万円を目標にクラウドファンディングも始まります。

2枚のステンドグラスを引き取った湯布院の旅館に東京神父さんが初めて訪れました。

◆別府市出身の写真家・東京神父さん
「うわー素敵じゃないですか!ちゃんと反射もあるし!」

ステンドグラスを通した光が差し込み、緑やピンクに染まったお湯が揺れています。

◆湯布院らんぷの宿 岩井克海さん
「ここは築180年経っているが、現代風に和モダンをコンセプトにしているので、ちょうどステンドグラスが合う。」

クラウドファンディングも ふるさとを愛する人たちの取り組み続く

5月からは立ち寄り湯も始める予定で、ステンドグラスのある温泉にも入ることができるそうです。

◆別府市出身の写真家・東京神父さん
「その場所、そのもの、そこにいた人たちの思いをどうにか残したいという。思いを繋いでいくことの大切さみたいなのって絶対あると思うので、それを今回のプロジェクトで少しでも多くの人に伝えられたらと思う。」

ステンドグラスに新たな輝きを。
ふるさとを愛する人たちの取り組みが続いています。

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