2015年11月に行われた結婚式。祝福を受け、笑顔をみせる2人の新婚生活は、この後まもなくして破綻へと向かった。

夫で運転手の野田孝史容疑者(29)が、妻の志帆さん(当時28)を殺害した疑いで逮捕されたのだ。

志帆さんが店長をしていた店の従業員は、志帆さんから野田容疑者との生活について話を聞いていたという。

「うまくいっていないとは聞いていた。野田容疑者は、あるお金は使ってしまう。欲しいものだったり買ってしまうということがあった。彼女(志帆さん)以外の子と遊びに行くとか、そういう感じのことですかね」

「金遣いの荒さ」と「女性問題」に悩み…離婚協議へ

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結婚後、野田容疑者の金遣いの荒さや女性問題などから別居となり、離婚協議に入った。

当時、志帆さんが、店の隅で涙を流しているのを客が見ていたことがあったという。
また、従業員に「あまり食べられない」と話し、見るからに痩せているのが分かるほどだったという。そこから体調を崩していき、実家へ帰ったということだ。

野田容疑者との離婚について悩んでいた志帆さんは、去年7月、話し合いのため一旦、野田容疑者の家へ戻ったという。

事件は、その翌日に起きた。

「妻が溺れている」通報も殺害容疑で逮捕

2人は、関西の人気シュノーケリングスポットである和歌山県白浜町の海岸へ向かった。

野田容疑者は、海水浴場の監視員に志帆さんが溺れていると通報。志帆さんは、心肺停止状態で病院に搬送されたが、2日後に死亡した。

野田容疑者は、警察の事情聴取に対して、「10分くらいトイレに行って戻ったら浮いていた」と説明。
しかし、救命措置の際、志帆さんの胃から砂が出てきたことから、遺体は司法解剖された。

警察は、浅瀬で何らかのトラブルがあったとみて捜査を重ねていた。そして、ついに4月19日、志帆さんを溺れさせて殺害した疑いで野田容疑者を逮捕した。

「野田容疑者が怪しいというのはあった」

病院での野田容疑者の様子について、志帆さんが店長をしていた店の経営者は、次のように話す。

「つらそうに泣きながら、『きれいだよ。きれいだよ』と言って、志帆さんの顔をさすっていたのが、すごく印象深かった。
新婚旅行もタヒチに2人でシュノーケリングに行った。毎年、白浜に来てるんですって話してくれた」

志帆さんの葬儀では、ほとんど俯き加減で、暗いイメージだったという野田容疑者だが、店の従業員は、「野田容疑者が怪しいという話は、多少なりともあった」と語る。

「事故偽装の検索履歴」と「生命保険」

警察によると、野田容疑者のスマートフォンには、「殺人」「交通事故」という言葉を検索した跡が残されており、「事故に見せかけ殺害する方法」を調べたとみられている。

また、野田容疑者は請求していなかったが、志帆さんには複数の生命保険が掛けられていた。
警察の調べに対し、野田容疑者は「黙秘します」と話している。

(「プライムニュース イブニング」4月20日放送分より)