オリンピック2連覇を成し遂げた羽生結弦選手の凱旋パレードが、4月22日、故郷の仙台市で行われた。

羽生選手の雄姿を一目見ようと詰めかけたファンは10万8千人。

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パレードは、仙台市の中心部を走る東二番丁通の約1.1キロで行われ、前日は人通りもまばらだったが、当日は大群衆。

羽生選手が大好きすぎて自らグッズを作ったという女性や、地元の高校生など、年齢を問わず多くのファンが駆けつけた。

年齢・国籍問わず多くのファンが詰めかけた

パレードのスタートは4月22日13時30分。

スタート付近の最前列に陣取る70代と80代の女性たちは、朝5時半ごろには来ていたという。

グループの中の一人、神奈川県在住の兼目春美さん(70)はファン歴10年。

羽生選手の名前と「ありがとう」と書かれたうちわは、「『おめでとう』と『ありがとう』という気持ちで作ってきました」と思いが込められているという。

また中国からの留学生3人組もSEIMEIの衣装をイメージして作ったという横断幕を掲げたり、「パレードがあると聞いてきた」と、フランスから来たという女性も。

ルーマニアから来た女性

ルーマニアから来た女性は「暑いし、人が多くて大変です。羽生選手は何があってもあきらめないし姿も好き」と話し、韓国から来た女性も「写真より映像より生の方がカッコいい。笑顔をいっぱい見ることができて私も幸せ」と忘れられない思い出になったという。

見送って走り出すファン…なぜ?

羽生選手の乗った車がどんどん進んでいくと、見送ったファンたちが一斉に走り出していった。

裏通りを先回りして、羽生選手をもう一度見たい!というファンたち。

スタート付近にいた兼目さんももう一度見たいと、1キロ近く走り、ゴール地点の仙台市役所までやってきた。

ゴール付近も人が多く遠巻きにしか羽生選手を見ることができなかったが、兼目さんは「見えました。よかったです。最後にどうにか、ゆづくんが見られたので後悔はないです」と走ってきた疲れも吹き飛んだ様子。

「SEIMEI」の決めポーズも披露

きのうの仙台市は、4月としては観測史上最高となる29.9度を記録。

そんな暑さの中、40分にわたり、平昌オリンピックのフリーで演じた「SEIMEI」の決めポーズなど、羽生選手はファンのアピールに応えたり、金メダルを披露したり、終始笑顔を見せていた。

ファンの中には、羽生選手のコーチであるブライアン・オーサーさんのお面で引き付けて、もう一人が羽生選手の写真を撮るという作戦で挑んだ女性2人組の姿も。

羽生選手が「オーサー!」と気づいてくれたと喜んでいた。

手作りうちわにお面など、ファンたちは羽生選手に気づいてもらおうと試行錯誤。

ファンに向けて、笑顔で手を振り続ける羽生選手。

最後に「ありがとう!」「ありがとう!」と大声で何度もファンたちに感謝を伝えていた。

パレード後の会見で羽生選手は、「みなさんが僕だけに注目してくださっているので、その温かい目や『おめでとう』というような声などを自分の心に脳裏に焼き付いたなと思っています。地元にいるからこそ、しっかり心の中に持ち続けて、これからも過ごしていきたいと思える瞬間でした」と語った。

(「めざましテレビ」4月23日放送分より)