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18日のテーマは「大学入試改革」。

日本中の大学受験生が振り回された。

17日、萩生田文部科学相は、2020年度から始まる大学入学共通テストでの記述式問題の導入を見送ることを正式に表明した。

現在、行われているのは、大学入試センター試験。

これは、すべてマークシートで行われている。

これに代わり、2020年度から実施されるのが「大学入学共通テスト」。

これに関して、11月に英語の民間試験の導入が見送られている。

そして、今回、国語と数学での記述式が見送られた。

となると、入試改革の目玉は、実質“名称の変更”のみとなった。

なぜ、こんなに混乱しているのか。

背景にあるのが、大学入試改革。

大学入試問題に、いわゆる難問・奇問の出題が続いたことから、1979年度に初めて「共通第1次学力試験」が行われた。

これの目的は、全国で同じ日に、同じ問題の試験を行うということ。

さらに1990年度には、新たに「大学入試センター試験」が実施された。

これまでの偏差値の偏りすぎている、受験戦争の過熱を見直していくということが期待されていた。

そして、2013年に安倍首相が設けた教育再生実行会議が、1つの正解だけを求めるのではなく、読解力や表現力を育てることが大切だと新テストを提言し、これを受け、英語民間試験の活用と記述式の問題の導入が決まってきた。

費やした時間は6年余り。

そして、その2本柱が共に見送られるという、異例の事態となった。

見送られた理由は公平性というところだが、公平性に関しては、6年間ずっと同じ議論があって、当初から指摘されてきた。

最大の理由が、50万人ほどの受験生の答案を、短期間に公平に採点することができないということ。

そして、自己採点との隔たりが大きいこと。

今回、記述式問題の導入にあたり、2回、プレテストが行われている。

このプレテストの自己採点と採点結果の一致率を見てみると、国語に関しては7割前後にとどまっている。

なぜ大事かというと、受験後に自己採点をして、その点によって、最終的に自分がどの大学に出願するかを決めるため、大きな乖離(かいり)があるのが問題だと指摘されてきた。