東京・JR新橋駅前のSL広場で、11日(金)の午後4時20分ごろ、女子高生7人が次々と過呼吸の症状を訴え、病院に搬送された。

搬送された7人は、横浜市の女子高生で、この日は2年生の遠足だった。

午前10時10分から都立公園でバーベキュー。

その後、上野公園や東京タワーなど班に分かれて行動し、最終の集合場所が新橋駅前だったという。

現場にいた生徒は、「集合時間は3時半くらい。先生が待っていて、そこに生徒は集合する感じです」と話した。

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遅れてきたのは約30人で、主に女子のグループ。

現場にいた生徒は「気づいたら怒られていた。女子生徒たちが泣いちゃったんで、パニック状態になって。過呼吸です」と明かした。

「過呼吸」は血液中の二酸化炭素の濃度が低下する症状

呼吸器疾患に詳しい、池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は「急ぎ足。または走っていたかもしれません。ただでさえ呼吸回数が増えていた可能性が高いと思います。

そこで先生から少し怒られてしまったか、パニック状態になり、ストレスから交感神経が刺激されて呼吸回数がさらに増加した。そのため過呼吸発作を起こしたんだと考えます」と話した。

「過呼吸」とは、極度のストレスや興奮状態などに陥り、呼吸が乱れ、血液中の二酸化炭素の濃度が低下する症状で、手足のしびれなどの異常を引き起こしてしまうという。

こういった女子生徒らの異常に駅員が気付き、午後4時20分ごろに通報され、新橋駅に救急車13台が出動する騒ぎとなった。

ぐったりした女子生徒たちの様子が深刻だったためか、救急隊員は緑のシートで生徒たちを囲ったり、シートを持つ救急隊員の手が足りなかったのか、一緒にシートを持つ女子生徒たちや、タオルのようなものを顔にのせて横たわる生徒たちの周りに、心配そうにのぞき込む生徒たちの姿があったという。

過呼吸になった場合の対処法

なぜ、集団で過呼吸に陥ってしまったのか。

大谷院長は「過去の事例をみても、集団で過呼吸発作を起こした場合、過呼吸が連鎖した場合が報告されています」と、友達の過呼吸の症状を目にしたことで、ショックを起こして連鎖した可能性があるという。

その引き金は何だったのか。

現場にいた生徒は「先生は怒鳴ったりはしてないです。先生が部活に報告して『なになにさんが遅刻しましたよ』って、そういう常識ができない子は、部活もあんまりできないね。部活自体が出場停止みたいな。

次の日に3年の引退試合という大事な大会があって、大事な大会で出られなくなっちゃうって。3年生に迷惑をかけるって」と当時の様子を振り返った。

叱られたのは運動部の2年生で、先輩の大切な試合に出られなくなることを心配してパニック状態になったという。

大谷院長によると、学生は過呼吸発作を起こす可能性があり、どちらかというと女性の方が多いという。

過呼吸になった場合は、2秒吸って8秒吐くなど、酸素を吸わせすぎないことが大切。

一昔前に広がったビニール袋などを口に当てる方法は、低酸素が原因で死亡例もあるなど注意が必要で、現代医学ではオススメできないという。

(「めざましテレビ」5月14日放送分より)