全国の桜が集まる静岡・三島市

静岡・三島市の国立遺伝学研究所。

1万1,000平方メートルあまりの敷地は、全国各地から集められた200品種300本の桜が咲き乱れている。

毎年 桜の時期には一般公開されているが、2020年は新型コロナウイルスの影響で見送られ、所内はひっそりとしている。

樹木医・梅原欣二さん:
桜は平安時代からの蓄積があり、ずっときている。長い歴史があって、その間にたくさんいい桜ができた。そのほとんどがここにはある。すごい桜のコレクションの場所

研究所の桜を守る樹木医の梅原欣二さん。

樹木医の梅原欣二さんおすすめの桜

自分の子どものように大切に育てた桜の中から、特におすすめの桜を紹介してもらった。

樹木医・梅原欣二さん:
これが花が黄色い『右近』という桜

桜収集は今から70年ほど前に始まった。

桜の研究と収集に力を尽くした竹中要博士。

日本の代表的な桜「ソメイヨシノ」の起源を突き止めた、桜研究の第一人者。

ソメイヨシノを種から育てたり、交配させたり、10年にわたる観察の末たどりついた結論は「オオシマザクラ」と「エドヒガン」との交配種だった。

60年後の2019年、この結論は、ゲノム解析技術を使って遺伝子レベルでも確認された。

全ての桜が大切 これからは桜を守る

現在、研究所に桜の専門家はいないが、樹木医の梅原さんが、桜を大切に守っている。

樹木医・梅原欣二さん:
まず枯らさない、無くならせない、少しでもいい花を咲かせて付けてくれるように…そういうことを願いながら、いつも桜とは付き合っている。一品たりとも失いたくない桜

人々を魅了してやまない桜。

その多様な美しさは、研究者の思いとともに、受け継がれている。

(テレビ静岡)