新型コロナの影響で「お葬式」も様変わり

新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛や緊急事態宣言も出される中でも、日程を変えることができないのが「お葬式」。

葬儀場での感染者の対応・対策などを取材した。

この日、福岡市の葬祭場で行われていたのは、専門業者による式場の消毒。

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施設の中には、ほかにもさまざまな除菌機器が置かれ、清掃や消毒を徹底している。

いま、新型コロナウイルスの感染拡大で、大切な人との別れの場となる葬儀の姿が様変わりしている。

天国社 取締役 執行洋隆さん:
先月、愛媛の葬儀で集団感染が起こりましたけれども、100名、200名のご予定であるお葬式が縮小化されて、ご家族だけで済ませたいというご意向が非常に多くなっています

三密への対策は?

葬祭場では、感染リスクを高める、密閉・密集・密接の「3つの密」への対策も進められている。

関係者:
広い空間のお部屋をご提供させていただいて、椅子を広げるであるとか、参列にお見えいただく時間を皆さまにずらしていただくとか

150人収容できる式場も、今は30人で使用。

椅子の間隔をできるだけ広げて配置し、参列の時間に幅を持たせるなどの工夫をしている。

最後の立ち会いにも影響 式場では防護服やゴーグルなど常備​

コメディアンの志村けんさんが亡くなった際、遺族は感染を防ぐため、最期の姿を見ることもかなわず、火葬にも立ち会うことができなかった。

福岡市の場合も、感染者の遺体は直接触れることができず、体液などが漏れ出さない非透過性の袋に2重にして納められる。

また、遺体は病院から直接、火葬場へ運ばれるため、対面することが難しくなっている。

関係者:
直葬という形になって、ご遺族は非常に残念な思いをされるとは思うんですけど

また、この式場ではPCR検査が行われないまま肺炎で亡くなった人にも対応するため、防護服やゴーグルなども常備している。

お別れの場でも広がる自粛ムード。
担当者は心苦しさをにじませる。

天国社 取締役 執行洋隆さん:
コロナが落ち着いて、ちょっとしたお別れ会で会うとか、そういったものでわれわれも提案できればなと思っております

(テレビ西日本)

記事 570 テレビ西日本

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