原油価格“高騰” 漁業者も悲鳴 さらに 二重苦・三重苦が…【香川・高松市】

原油価格“高騰” 漁業者も悲鳴 さらに 二重苦・三重苦が…【香川・高松市】

ウクライナ情勢の緊迫化などに伴って高騰が続く原油価格。その影響は、私たちの食卓に新鮮な海の幸を届ける漁業者にも広がっています。

原油価格の高騰だけでない二重苦、三重苦にあえぐ漁業者を取材しました。

高松市の瀬戸内漁協に所属する底引き網漁師、西谷明さんです。

(底引き網漁師 西谷明さん)
「一言で言って絶対厳しい。存続に関わるくらい厳しい」

原油価格の高騰で船の燃料となる軽油の価格も上昇、1リットルあたり70円前後だった軽油価格は、105円を超えました。

多い人で200リットル使うという漁1回あたりの燃料費は、5000円以上増えました。

(底引き網漁師 西谷明さん)
「燃料が高い。魚価が低迷。俗に言う資源枯渇」

近年、漁獲量がなかなか上がらない中で、コロナ禍で需要が低迷し、魚の価格が下がりました。

そこに追い打ちをかけるようにやってきた燃料費の高騰で、漁に出ても割に合わない状況に陥っています。

瀬戸内漁協の北野広治組合長も組合員の苦境に胸を痛めています。

(高松市瀬戸内漁業協同組合 北野広治代表理事組合長)
「月の半分くらい漁に出ていたのが、ひどい人は1週間ぐらいしか出ていないし、良い人で10日ぐらいしか出ていない状況。(高騰が続けば)4月ぐらいには漁に出る人がいなくなってしまう」

ウクライナ情勢は、日々深刻さを増し、さらなる上昇も予想される原油価格。燃料費だけでなく、漁に使う資材の高騰リスクにもさらされながらも、その成り行きを見守ることしかできないのが現状です。

(高松市瀬戸内漁業協同組合 北野広治代表理事組合長)
「紛争が止まる以外に油の値段が下がる道がない。自分たちが騒いでも油の値が動くはずがない」

情勢不安という自分たちにはなす術のない原油価格の高騰は、日本でも指折りの漁場、瀬戸内海の漁業者にも暗い影を落としています。

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