開催まで8カ月を切ったところで、ようやく日程決定した。

4日、大会組織委員会と世界陸連との間で協議が行われ、札幌で行われることになったマラソンと競歩の日程が確定した。

それによると、マラソンと競歩は8月6日から9日までの4日間に集中して開催する。

当初、東京で実施した場合の女子マラソンは8月2日だったが、それを8日に移す。
そのため、8日・9日と女子・男子の順で、マラソンが2日連続することになった。

ただ、オリンピックのマラソンのコースについては、大通公園を発着することまでは決まったが、42.195kmのおよそ半分、20kmまでしか合意されなかった。

その合意された前半20kmのコースは、大通公園をスタートし、中島公園、さっぽろテレビ塔、北海道大学、北海道の赤れんが庁舎など、観光の名所も含む周回コースとなっている。

一方で残りの20km余りについては、継続協議となった。

理由は、最終的な決定権を持つ世界陸連と、大会組織委員会の折り合いがつかなかったから。

どういうことかと言うと、もともと世界陸連としては、1周7kmのコースを6周するコンパクトなコースを提案していた。

一方、札幌が開催地として提案していたのは、毎年夏に開催されている北海道マラソンのコースをベースにしたもの。
それは、1周20kmのコースを2周ほどするというもの。

現時点では、1周目だけは世界陸連が札幌で開催する大会組織委員会に譲歩したという形になる。

しかし、折り合いのつかなかった2周目以降については、世界陸連が「やはり、7kmを3周したらどうですか」という案を示している。

世界陸連は、コースをコンパクトにすることで、警備や運営スタッフの配置、給水所の設置などで費用の削減ができる、また、沿道の観客は何度も選手を観戦できるという。

ただ、思い出してみると、東京で予定通りにマラソンが行われていたら、コンパクトなコース設定ではない。

ただ、実際には、最近のオリンピックや世界選手権では周回コースが主流となっているという。

選手の気持ちを受けて、元マラソン選手のスポーツコメンテーター・千葉真子さんは、「選手の心の負担になっていると思う。早く決まってくれるのが一番」とコメントしている。

また、スポーツ文化評論家の玉木正之さんは、「世界陸連が周回コースにこだわる理由。それは、沿道の観客にあるんじゃないか。マラソンは人気がなく観客が集まりにくいので、周回コースにしたほうがいいというのが前提になる。でも日本はマラソンが大人気。こうした事情を分かっていないのでは」と指摘する。

12月中旬までには結論を出すという。