ウクライナ危機です。軍事侵攻から1週間。長野市ではロシア出身者も参加して抗議活動が行われました。一方、長野オリンピックの際にウクライナと交流のあった小学校では、児童が平和への願いを深めています。

停戦協議が始まったものの依然、戦闘が続くウクライナ。市民の犠牲は増える一方です。

抗議活動:
「私たちはいかなる戦争にも反対です」

長野市では県護憲連合など6つの団体がロシアへの抗議活動を行いました。

参加者の中にはロシア出身者の姿も。沢井さんは来日して10年。ハバロフスクの出身で現在、長野市で会社員をしています。

ロシア出身・沢井玲元さん:
「ロシアのウクライナ侵攻以降は…食べても味がわからないほどつらい思いをしているので(抗議活動を)通り過ぎられなかった。ロシア国民は情報操作をされて真実を知らない、大変な状況」

団体では、今後、ウクライナへの募金活動も始める予定です。

一方、こちらは長野市の長沼小学校。児童にウクライナ危機を考えてもらおうと、廊下に地図などが張り出されました。

児童:
「自分たちと同じくらいだったり、それより小さい子たちが避難したり、家族と離れたりするのはとても悲しいことだし、苦しいことだと」

長沼小にとってウクライナは遠く離れた異国の一つではありません。

24年前の長野オリンピック。市内の小中学校では、担当する国を決め「一校一国運動」の国際交流が行われました。

長沼小の交流相手はウクライナ。児童たちは、選手たちと豆まきを楽しむなど交流を深めました。

元教師・深沢悦子さん:
「(選手たちは)フレンドリーでしたね。(言葉は)通じないんですけど、ニコニコしたり、いい感じでしたね」

深沢悦子さんは当時、長沼小で音楽の教師をしていました。交流を思い出しながら連日、ニュースに接していて胸を痛めています。

元教師・深沢悦子さん:
「あの時、この学校に来た人たちが今はどうしているかなと。元気で生きているかしら、生きていてほしいなと。早く元の生活に戻って笑えるように、ニコニコできるようにと」

現在、交流や学びは止まっていますが、小学校とウクライナの縁を知った児童たちは…。

児童:
「気持ちが揺さぶられました。早く終戦してウクライナの方たちには幸せになってほしい」
「できることは限られると思う。でも少しずつでも、何かできることがあればいいなと」

長野県内でも、日に日に平和への願いが深まっています。

長野放送
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