長野県内のレギュラーガソリンは、13年7カ月ぶりに180円を超えるなど石油製品価格が高騰しています。運輸業界もハウスの農家も「自助努力では限界」と悲鳴をあげています。

運輸業界は…

ドライバー:
「交差点や信号機で止まって発進するときに一番燃料を消費するので、そのときになるべくスムーズに発進することを努力すればと思う」

エコな運転を心がけるドライバー。諏訪市の運送会社「山谷運輸」は、およそ30台のトラックを保有し月に6万リットルの軽油を消費しています。

1年前に比べ軽油の調達価格は2割程度上昇。ひと月の燃料費は100万円ほど増えました。

山谷運輸・渡辺洋平さん:
「1リットルあたり1円、2円でも違うとその分、利益をひっ迫してしまう状況になるかな。運送業を生業としている者からすると頭が痛い問題…」

運送業にとって3月は繁忙期となり、エコ運転などの節約で何とか乗り切りたいとしています。

ハウス農家も…

栄農人・笠原慎吾さん:
「(価格が)まだまだ上がっていきそうなので、非常に悩ましい」

イチゴなどを栽培する富士見町の「栄農人」。1年中、イチゴ狩りを楽しめるのが売りで、今の時期は1日500リットルの灯油を使います。

先月の灯油代は200万円で、前の月よりも20万円ほど増えました。ハウスのビニールを2重にするなどの対策はしていますが、自助努力では限界だと話します。

栄農人・笠原慎吾さん:
「燃料費だけで考えちゃうと、そこしかやりようがない。先が見えない状況なので日々、不安です」

ウクライナ危機による原油の高騰。

石油情報センターの調査で、今週の県内のレギュラー1リットル当たりは13年7カ月ぶりに180円を超えました。

政府も対策として元売り各社への補助金を、10日に5円から25円にまで拡大する方針です。

ただ、石油情報センターはウクライナ情勢がどうなるかわからず、どれだけ価格が抑制されるかは不透明だとしています。

長野放送
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