10代以下32%…第6波で目立つ子どもの感染 ワクチン接種に悩む保護者 専門家「基礎疾患あれば推奨」

 北海道内でも困惑が広がっているようです。 

 函館市の病院で3月3日から子どもが対象のワクチン接種が始まりました。効果や副反応の有無など分からないことが多く、保護者からは不安の声が漏れています。

 「ちくっとするよ」

 北海道内で始まった子どもへのワクチン接種。 

 函館市湯川町の多田内科医院では3月3日、5歳から11歳以下の子ども10人に、初めて接種しました。

 接種した子(9):「そんな痛くない」

 接種した子(11):「自分がコロナにもし感染して重症化したくないので」

 接種した子の母親:「副反応が心配だったが、生活していく上で不安が取り除ければ」

 多田内科医院 多田 智洋 院長:「しっかりと説明した上で安心して接種してもらうことが大事」

 3月3日、道内では新型コロナウイルスの患者10人の死亡が確認されました。 

 新たな感染者は札幌市で1244人、十勝地方で191人などあわせて2305人が確認されました。

 このうち約4割が10代以下の子どもでした。

 子どもの感染をどう抑えていくのか。期待されているワクチン接種ですが、4日から接種が始まる札幌では不安な声も。

 【接種させない】6歳の子の(30代):「ワクチンは受ける予定はない。副反応がわからないから必要ない」

 【接種させない】5歳の子の親(30代):「受けようと思ってない。効果がわかっていないから受けさせたくない」

 【接種は検討中】5歳の子の親(30代):「まだわからない副反応とか。様子を見てから考える」

 接種するべきなのか、それともしないべきなのか。詳細なデータが揃っていないため、判断に悩む家族が増えているようです。

 1月から3月2日までの第6波の年代別の感染者です。

 ・10代以下:32%
 ・20~30代:29%
 ・40~50代:23%
 ・60代以上:14%
 ・その他 : 2%

 10代以下の子どもの感染の割合が増えてきていることがわかります。

 北海道医療大学の塚本容子教授は、「感染力の強いオミクロン株になっている影響に加え、正しくマスクの着用ができないなど子どもは感染対策が難しいことが背景にある」と分析します。

 今後本格化する5~11歳の子どもへのワクチン接種。小児科の医師はどう見ているのか聞きました。

 円山ため小児科 多米 淳 院長へのインタビュー

 Q.子どもへのワクチン接種の考え方は?
(日本小児科学会などは)基礎疾患がある人にはリスクよりもメリットの方が多い。基礎疾患があることもに関しては(接種を)勧めてくださいという指針

 Q.健康な子どもへの接種は?
 健康な子どもは基本的に感染しても軽症で済んでいるが、すべてが軽症で終わるわけではない(入院のケースもある)

 Q.副反応は?
 基本的には大人と変わらない。接種した部位に痛みが出る、けん怠感がメインで熱が出る、頭が痛い。接種した後数日は保護者が子どもの健康を観察することが重要

 塚本教授は、「心筋炎が子どもが多いとは言われているが、重大に至っているケースはない」と付け加えた上で、「以前は高齢者やリスクの高い人と同居している場合は、子どもへの接種を勧めていたが、まずは基礎疾患があるお子さんが受けることが大事だと思う」としています。

 札幌市では4日から子どもへのワクチン接種が始まります。保護者が納得して判断できるよう、医師や行政の説明が引き続き求められています。

北海道文化放送
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