高齢者を主な対象者とする補聴器業界では、今、大きな転換点を迎えています。


2020年は高齢者主体に外出自粛の流れが拡がり、大きな打撃を受けました。

その反動もあって、2021年は回復の兆しが顕著となっています。


日本補聴器工業会発表の2021年1月から2021年12月まで補聴器出荷台数は以下の通り。 


●補聴器出荷台数 589,951台(対前年104.7%)

(※参考 コロナ前の出荷台数ピーク 2019年 613,457台)



その中でも注目を浴びているのは、何といっても「耳あな型」補聴器


◆耳あな型補聴器 217,492台(補聴器全体の構成比36.9% 対前年126.7%)

コロナ前は、その装用感の良さ、目立ちにくさの面から小型の耳掛け型補聴器に大きく押され、憂き目にあっていたが、それが一体何故???

コロナ禍の大転換 この1年で耳あな型補聴器が再び脚光を浴びた理由

1、マスク装着の影響

  メガネ使用者は、マスク、メガネ、耳掛け型補聴器と耳に3つ掛かることがかなりの負担となる。また、マスク脱着時に耳掛け型補聴器がひもにからみつき、そのまま飛ばしてしまい、片耳数十万円もする補聴器を紛失するケースも発生している。

※その点耳あな型補聴器はマスクと干渉しません

2、デザイン・機能性を重視した耳あな型補聴器の登場

  イヤホンタイプと見分けがつかない。オシャレ

3、充電対応の耳あな型モデルが登場

  耳掛け型限定であった充電モデルに耳あな型対応モデルが登場



その他、

補聴器工業会に属さない異業種(=大手電機メーカー)からの大型参入もあり、

ユーザー側から耳あな型モデルの指名が増えたことも理由に挙げられる

一方、増え続ける補聴器への苦情も見逃せない!!

<2021年2月25日:公表 独立法人国民生活センターホームページより転載 >



国民生活センターへ寄せられた苦情 

特に通信販売での苦情が目立っている

<一例>誰でも装着可能という補聴器を購入したが、耳に合わない

「小さな声が聴き取りにくい」と言う母のために、ラジオ広告で電話の音や大きな音もきれいに聞こえ、ノイズも入りにくいという補聴器を購入しようと思い、販売店に問い合わせた。耳あなの大きさがみんな違うので、装着可能かが心配だったが、「S・M・Lと、3サイズに変更可能なキットが付いているので、全ての人に対応可能」と言われたので、片耳が約4万円で高かったが申し込み、母にプレゼントした。

しかし、母は届いた補聴器が合わないようで、母から連絡をもらって返品の申し出をしたが、電池を入れて通電していたので、返品は受けられないと断られた。決して安いものでなく、安易に、「誰にでも装着可能」とした売り方に、納得できない。

あまり知られていない補聴器と眼鏡の違い

補聴器と眼鏡が最も異なるのは、増幅する音量(メガネで言う矯正度)を固定しないこと。

●時間をかけながら少しずつ聞こえる音を増やしていく点

 →これまで聞こえていなかった音を耳と脳に慣らしていく必要がある

 →数回に分けて段々と音量を上げていく調整が必要


●補聴器を装用しても戻らない耳自体の機能低下があること

(早口の聞き取り、どうしても聞き取れない言葉・音の存在)


こうした事実をユーザー側が知らないために、補聴器とユーザーの間に認定補聴器技能者を中心とする【業界内の資格 調整者】が存在する

よくある補聴器失敗事例

1       自身の聴力に合っていないものを購入

2       自身の耳の形に合っていないものを使用している

  (例:違和感がないという理由だけで購入)

3       補聴器の限界を理解していない

  (最初に説明を受けていない)

4       適切な調整とその結果としての「客観的な補聴効果」

   を販売店から提示されていない

5       情報不足から、自身に明確な選択基準がなく、

   安い=お買い得の発想で失敗する例が多い


そんな中、大阪市内で補聴器専門店を運営する「The補聴器専門店合同会社」は、耳あな型補聴器の適正な供給に向けて独自に3つのチャレンジを行っている。


その1 最先端3Dスキャナーを導入


従来は「インプレッション」と呼ばれる粘土タイプの耳型採取形式(業界慣例)のみであったところ、2020年最新型の耳あな採取3Dスキャナー「Oto scan」を大阪府内では初導入した。



「Oto scan」をいち早く導入した理由は、

コロナを期に「非接触の時代が大前提となる時代が来るのでは?」と他の業界の取り組みを見て強く感じたから。


正確な耳型採取

無圧状態で採取できること、素材の伸縮の影響も受けないことから、より正確性を増した理想の耳型が採取できる。

衛生面

顧客の前で、昔ながらの手でこねる粘土タイプの耳型採取よりも、接触数が減り衛生的。


また、従来のようなメーカーへ耳型の配送の必要がなく、納期の短縮にもつながる


Oto scan による耳型採取映像はこちら


※従来の粘土形式の耳型採取映像はこちら

最大のネックになったのは・・・その導入費用

初期費用200万円、年間サーバー使用料約30万円というランニングコストは小規模店舗にとって決して小さいものではない。

従来型の粘土形式の耳型採取のままでも、耳あな型補聴器の作成はできるのだから、他の店舗が導入しない理由も頷ける。

補聴器業界に入ったきっかけとなる祖父の補聴器が後押し

同社代表の中村は、2000年にドイツの補聴器メーカー「シーメンス補聴器」に入社する。そのきっかけとなったのは亡き祖父の補聴器。常にピーピー音漏れがしていた。(=ハウリング)

「祖父の補聴器を何とかしてあげたい」と興味をもち、行動を起こしたのが補聴器に関心を持った始まり。

高度の難聴で、その特性から耳型採取が困難であった祖父の耳であったが、あの当時にこの耳型3Dスキャナー「Oto Scan」があれば喜んでくれたに違いないとの想いが、導入する最大の後押しとなった

その2「初期段階で必要かつ客観的な効果測定」の実施



補聴器の効果を初期段階から一定レベルの到達させる決定打「実耳測定法」を2019年に本格導入。

費用面や現場での工数の多さ、所要時間の長さから敬遠されがちな測定を敢えて実施している。

→ 結果、これによりユーザー満足度を短時間で上げることに貢献している。


ユーザー自身の主観的な感想だけを頼りする調整を行う従来の方法ではなく、

 自動測定結果(=数値)による効果の有無とそれに基づく微調整を行っている。


実耳測定の模様はこちら

その3 来店頻度を最小化する「補聴器の遠隔調整」

購入後、補聴器のメンテナンスを兼ねて、定期的な店舗訪問を促すスタイルが業界のスタンダード。一方、The補聴器専門店合同会社では、前述の通り、初期段階で一定レベルの水準にある補聴器を作り上げることで、ユーザーの来店回数を減らすスタイル。

更に、コロナを期に「補聴器の遠隔調整」いち早く同導入。購入後の簡易な微調整の多くは遠隔対応している。


遠隔調整の模様はこちら


これからの補聴器について 

The補聴器専門店合同会社 代表 中村雅仁



従来のような、リアルでの対面調整だけが大正義ではない時代が既に到来したと考えています。

提供する補聴器も各人の希望に応じて、より柔軟にご提案するする必要性があります。


その上で、一人でも多くの皆様に「聞こえる喜び」を提供して参ります。


<今後の主な活動予定>

◆The補聴器専門店合同会社作成<オリジナル耳あな型補聴器カタログ>提供開始


◆<高性能の補聴器に行く前に>補聴器初心者向け製品、簡易型耳あな型補聴器の販売を開始


→通販でのクレーム状況を考え、購入前のオンライン相談、動画によるアフターサポート、高性能防音室完備したをショールームを提供予定






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