暖かくなり、だんだんと素足になることも増えてくる今日この頃。かかとのガサガサやひび割れが気になってくる人も多いのではないだろうか。

そんな中、楽しくかかとの角質を落とすことが出来る“消しゴム”が話題となっている。

それがこちらだ。

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「Radarかかと消しゴム」


その名も「Radarかかと消しゴム」。消しゴムで文字を消すように、かかとをこすることで角質を取ることが出来る“かかとケア”商品だ。そして、そのデザインは“青い消しゴム”でおなじみの「Rader」の消しゴムそっくりなのだ。

消しゴムの形をしているものの実は人工の軽石で、素材は硬質ウレタンフォーム(ポリウレタン)。さらに、シルクパウダー・ヒアルロン酸・豆乳エキス・アルガンオイル・パールパウダー・クレイパウダー・ホタテ貝殻パウダーの7種の成分が入っている。

大阪の消しゴムメーカー「SEED(シード)」と、東京の靴下メーカーの「砂山靴下」がコラボして、4月20日に発売予定。大きさは横約9センチ×高さ約5センチ×奥行き約3センチで、価格は900円(税抜き)となっている。

「Radarかかと消しゴム」には7種の成分が入っている
「Radarかかと消しゴム」には7種の成分が入っている


この製品は発売前にも関わらず既にTwitterで話題になっており、「まさか、かかとを消しゴムで擦る日が来るなんて」「これでかかとをこするとキレイになるのかな?」などの驚きの声が上がっている状況だ。

興味深い製品ではあるが、確かに疑問に思う点は多い。なぜ、かかとの角質落としに“消しゴム”を選んだのかなど、販売元の砂山靴下に話を聞いた。
 

砂山靴下側から声をかけて「Radarかかと消しゴム」が誕生

ーーこの商品を作ったきっかけを教えて

以前よりかかとケア製品が各社売れており、2019年の春に新商品を開発する会議で、弊社にも「シルクかかとサポーター」という製品がロングランで人気の商品があることから、かかとケアの新商品を開発してもいいじゃないか?という話しになりました。


ーーどちらが先に声をかけた?

「かかと消しゴム」というからには、売り方も消しゴムそのものとしたいと考え、世界で初めてプラスチック消しゴムを製品化した老舗消しゴムメーカー「株式会社シード社」に、弊社から開発のストーリーを説明してこの度のコラボに繋がりました。


ーーかかとの角質落とし用にしたのはなぜ?

夏場の足回りケアで売れ続けているコンテンツですので、かかとケアアイテムにしました。


ーー砂山靴下は以前からかかと用の商品を扱っていた

PB商品・OEM含めて多種取り扱っており、ニッチですが売れ続けているコンテンツになっています。
 

過去の商品:かかとの乾燥を防ぐかかと美容サポーター
過去の商品:かかとの乾燥を防ぐかかと美容サポーター

本物の消しゴムに近づけるために「巻紙」の材質を変更

ーーこの商品の魅力は?

まずネーミングが、ぶっ飛んでますね(笑)

内覧会で初お披露目しましたが、同業の方々は口々に「こうきたか!」と笑うとともに、その中身が今までにない成分配合でギャップに驚いていました。

また「これからのケアは消しゴムみたいにこするだけ」というキャッチフレーズもウケたと思います。


ーー消しゴム型にするためのこだわりを教えて

私自身も実は子供の頃から「Radar消しゴム」を使っており大好きなブランドですので、そのRadar消しゴムの世界観を壊さないように忠実に再現しました。

開発秘話として製品開発当初のスリーブ(消しゴムの巻紙)は上質紙を使っていましたが、本物のRadar消しゴムのスリーブに「このスリーブは再生紙を使用しています。」の一文があったため、そこの一文を再現するだけのために使用する紙を再生紙に変更したいと資材メーカーに相談して使用する紙を一から探し直すという誰も気にしないであろう部分までこだわりました。


ーーどこで購入できる? 

4月20日の発売日より全国のバラエティショップ・ドラッグストア・文具店・土産物店ネット通販様等に順次出荷予定です。

この商品の発売発表前は初回3000個程度の受注の予測に対し、実際に製品を発表したその日に想定以上に反響があり当初予測を大幅に上回る4倍の12000個の受注をいただいたために、しばらくの間は納品が遅れてしまう店舗様もあると思いますが、追加生産もしていますので6月には安定供給できるのではと考えています。

 

かかとをこすって角質を落とせる
かかとをこすって角質を落とせる

製品に消しゴムの成分は一切なし

ーー今回の商品は消しゴムの成分は入っている?

ネーミングは消しゴムですが消しゴムの成分は一切入っていません。


ーー使うと消しゴムのように減っていく?

角質と消しゴムの表面がボロボロと消しカスのようにボロボロと出て減っていきます。最終的には消しゴムと同様無くなります。


ーーどんな人に使ってほしい?

文具が好きな方やこれからのサンダルシーズンでかかとの角質にお困りの方に是非使って欲しいです。


ーー反響はあった?

プレスリリース後、ネットニュースやマスコミ各社様から相当数の問い合わせをいただくとともに、お取引様から是非取り扱いをしたいというお声が殺到しました。

 

本当の消しゴムに近づけるため、使用する巻紙を再生紙に変えるなど、製作者の熱意はすごく伝わってくる。なお、「消しゴムの成分は一切入っていない」とのことなので、“本物そっくり”でも文字を消さないようにしてほしい。
 

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プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。