厚生労働省がオンライン診療での初診を解禁

4月13日からオンライン診療が初診でも行えることになった。
東京都内の病院で行われていたのは、医師がインターネットや電話を通して診察するオンライン診療。

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新美有加アナウンサー:
こちらの診察室で医師の方は診察しているのですが、対面ではなくタブレットを通じてオンライン上で診察しています。

東京ビジネスクリニック・内藤祥院長
(薬の)期間的にはどれくらいお出ししましょうか?

これまで初診の場合は、対面での診察が原則だったが、厚労省は13日からオンライン診療での初診などを解禁。

<特例措置の狙い>
・医療崩壊につながる院内感染の防止
・他の患者がコロナを恐れて通院しなくなるのを避ける。


東京ビジネスクリニック・内藤祥院長:
持病を悪化させない健康状態を維持するために必要。代替手段として今回それが初診としても認められた。

花粉症で初めてオンライン診療を受診(30代):
外に行きたくないなっていうのがあったので、コロナの影響でできる限り自宅から出ないやり方を探して。

医師と患者双方の感染リスクが下がるオンライン診療。受けるためにはどうすれば?

感染リスクを下げる手段、オンライン診療の方法とは?

この病院の場合、パソコンやスマホでホームページを開き、オンライン診療の予約をクリック。その後、名前や症状などを入力。保険証の画像などがあれば一緒に送る。

新美有加アナウンサー:
これで予約するというボタンを押すだけで大丈夫とのことなんですが、ここまでは受付に来て実際に問診票を書く手前の作業と似ています。


そして、メールで送られてきたURLを予約時間にクリックすれば、診察を受けることができる。オンライン初診料は3割負担で642円。対面での料金より約2割安くなっている。
しかし、オンラインでの初診には限界があるという。

東京ビジネスクリニック・内藤祥院長:
画面越しですとその情報はかなり限られたものとなってしまいますので、適切な診断ができないというようなリスクは大きいとは思います。

特例の1つ、薬の配送受け取りが初診から可能

今回の特例では薬剤師による電話などでの服薬指導も解禁され、自宅への配送による薬の受け取りが初診から可能となった。

ファーブケア薬局薬剤師・中川聡さん:
明日に届くと思いますので、受け取りよろしくお願いいたします。

厚労省は都道府県ごとにオンライン診療が受けられる病院名を取りまとめ、今後公表する方針。

(「Live News it!」4月13日放送分より)